朝の日差しが眩しい季節になりました。外に出て深呼吸をすると、排気ガスも吸い込みそうですが、朝のさわやかな風は心地よいです。
さて、今日のお話。
結婚する女性の女友達だけが集まってするブライダル・シャワーというものにおよばれしました。そういうものがあるんだということは本で読んだことがありましたが、実際に行くのは初めて。さて、どんなパーティーでしょう?
結婚するのは9年来の友人です。パーティーの2週間くらい前に、結婚式の当日花嫁のお世話をする女性から招待メールをもらいました。ぜひ出席しますと返信したはいいものの、問題はプレゼントです。ブライダル・シャワーに招待されたら、花嫁にプレゼントを持っていくのが慣わしになっているそうなのです。生活雑貨のお店などで、夫婦が商品の中からほしいものをリストアップしておき、プレゼントをあげる人はそのリストの中から選ぶというやり方が最近は結構人気があるようです。アメリカらしい合理的な方法ですね。彼女も自分のリストをある家庭用品の店のホームページに載せていましたが、なんと100以上もの商品が並んでいました。結局私は迷ったあげく、おもしろみはありませんが、そのお店の商品券をあげて彼女にほしいものを買ってもらうことにしました。
パーティーの当日、いつもより少しおしゃれをして、会場へ到着。まだ準備をしている最中だったので、何のために使うのかわからないながらも、言われるままに風船を膨らませる手伝いをしました。
さて、ここからは男子禁制です。女性だけ、または女性の心がわかる方だけお読みください。
花嫁が登場し、まずはみんなと抱擁を交わしました。彼女は招待したい人のリストをお世話係に渡してあったようですが、実際当日誰がくるのかはその時まで知らされていなかったようです。一通り挨拶が済んだらとりあえず腹ごなしです。カリフォルニア巻き、ワンタン、鶏のウィングのから揚げ、ターキーとチーズのロールサンドイッチなどなど一通りいただいてから、花嫁がプロポーズのときの様子をお披露目してくれました。おしゃれなレストランでディナーの後、噴水の脇で指輪を渡され、彼女の母語のイタリア語でプロポーズされたのだそうです。イタリア語をもともと知っていたとは思えないので(たぶん)、きっと誰かから教わって一生懸命覚えたのでしょう。それを彼女がまた情熱的にロマンチックに話すものだから、思わず涙ぐんでしまいました。
つづいて、次の催し。出席者にそれぞれ小さなカップに入った粘土が配られました。その粘土を使って10分間で男性の身体の1部分を作るコンテストです。女の子だけのパーティなのでこういうちょっとお茶目なことをするんですね。私の隣にいた友人は、腕時計をした手を作りました。私はさんざん考えたあげく、何の変哲もない鼻を。お尻やもっときわどい部分を作っていた人もいました。コンテストとは言っても結局みんなが景品をもらい、私のは外出用のマグカップでした。
続いて、プレゼントとカードのお披露目。日本では結婚の贈り物にナイフのような切れる物やコップのような割れ物はあまりよくないということを聞きますが、こちらではそんなことは関係ないようです。食事用のナイフのセットやらスライサー、大人のおもちゃの福袋(*?)をプレゼントした人もいました。
そして、最後に本日のメインイベント。日本のクス球のようなもので紙でできたピニャータというものがあります。店に売っていて、中に飴やチョコレートなどが入っているのが一般的なようです。それを上から吊り下げて皆で棒で叩いて割って遊ぶのですが、その日は椅子に乗せて周りを風船で囲み、それを叩くことになりました。さっき私が膨らました風船は、このためだったのです。で、そのピニャータの形が、これまた男性の大事な部分の形です。高さ40センチ、直径15センチくらいだったでしょうか。こういうものを売っているところがよくあるものだと感心してしまいました。それをみんなでバンバン叩こうというのですからなんとも痛々しい遊びですね。ええ、もちろん私もやりましたよ。花嫁から私に最初にやるようにと言われて、光栄に思ってよいのかどうかちょっと複雑な気持ちでしたが。
ブライダル・シャワーと言ってもたぶんやり方はいろいろあるのだと思います。でも、どのパーティーも、女友達が寄り集まって花嫁の幸せを願いながら独身の最後の一時を一緒に楽しむということなのでしょう。感情の豊かな優しい彼女にも幸せになってほしいです。まあ、彼をもうすっかりしりの下に敷いているようなので大丈夫だとは思いますが・・・。