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団塊世代の本好き、猫好きが過去15年間に読んだ2000冊あまりの本の中から
面白かった!読んでよかった!誰かに読んでもらいたい!と「!」の付く本
を紹介、というより「ねっ?おもしろいでしょ」と言いたくて、そして面白
いと思う本があったら紹介していただきたくて初めてのブログを開きました。
女性著者の小説、エッセイが多いかも。理数系、スポーツ物、時代物はゴメ
ン、ほぼゼロです。
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昔は子猫を見れば、可愛いとは思うもののさわることもできませんでした。
大きな猫なんぞはコワくてなるべく眼をあわさないようにしていたくらい。
中学生だった娘が小さな小さな真っ黒な子猫を拾ってきたあの日以来私は
すっかり猫ばあさん。今や犬も猫も怖くなくなり電柱のカラスにまで話かけ
る有様。
猫ばあブック・レポート初めの一冊としてはやはり猫かしら、とこの本を
選びました。
金井美恵子さんの文章は独特で、頭の中に浮かんだことをするするするす
ると書き連ねているようで、混乱することもありますがそれがなんとも心地
いいのです。猫の本というと「可愛いかわいいアタシの猫ちゃん」なんてい
うのが多くてあっちむいてホイ、したくなるかもしれませんがこの本は、べ
たべた甘ったるくありません。猫好きでなくとも深くうなづいてしまいそう。
猫好きの心情がよく伝わってくるのです。著者の実姉の絵もいい感じ。
〜〜〜本文より〜〜〜
P71<ペットは家族の一員だから「捨てたりするのは論外」と書いてある
のだが、それはやはり間違っているとしか思えない。ペットは、
「家族の一員」どころか「家族の中心」なのである。
P212 (ドイツ旅行にするめを持って言った日本人がドイツの猫にするめを
とられた。その猫の気持ちとして)
<あれは一体何だったんだろう、すごくいい匂いがしてなんだか凄くお
いしかったあれの味は夢だったのだろうか、あんな味のものってあの
時以外匂いさえ嗅いだことがないけど忘れられないよ、と哀れなドイ
ツの猫は思い続けているのではないだろうか>
タイトル 遊興一匹・迷い猫あずかってます
著者 金井美恵子
出版社 新潮社(文庫)平成8年9月 400円