[ 本 読書 ブック ]

この本面白かったよ 猫ばあ ブック・レポート
                  vol.8  2007.3.16

                  ☆ ☆ ☆

 
猫と本が好きな団塊世代です。面白かった!読んでよかった!誰かに読んでもらいたい!と「!」の付く本を紹介、というより「ねっ?おもしろいでしょ」と言いたくて、そして面白 いと思う本があったら紹介して、と初めてのブログを開きました。女性著者の小説、エッセイが多いかも。理数系、スポーツ物、時代物はゴメン、ほぼゼロです。

                  ☆ ☆  ☆

 

  東海林さだお、という字を見ただけで、ココロがへなっとして、
 口元がゆるんでしまいます。庄司禎雄、ではヘナッとならない。
 本名だそうですけど。
 

 週刊朝日連載の「あれも食いたい これも食いたい」。サラリー
 マンが楊枝くわえて定食屋の暖簾をかき分けて出てくるところの
 絵、シーハ、シーハなんて書いてあるあのエッセイのファンはも
 のすごく多いです。多いと思います、じゃなくて勝手に、多いです、
 と断定しちゃいます。

 
週刊文春の漫画「タンマ君」は昭和43年スタートだそうで、そう
 すると、エーッと39年も続いていることになりますね。続いてい
 るどころか毎回何千人、何万人もの人を笑わせているのだから“す
 ごい”としか言いようがありません。

 
 「どぜうのまるかじり」「おでんのまるかじり」など、まるかじり
 シリーズ、
「へンな事ばかり考える男ヘンなことは考えない女」
(本の題名だけでもおかしい)「ショージ君の旅行鞄」など、どれも
 面白く1冊を取り上げるのは難しいのですが、今回は「もっとコロ
 ッケな日本語を」。この中の1章に「野菜株式会社 リストラ篇」が
 あるから。

 
 3月2日の「猫ばあブックレポート」で御紹介した佐野洋子さんの
 作品に野菜を擬人化した、「食べちゃいたい」というのがあって、野菜
 を人に見立てるなんて誰も思いつかないわぁ、と思ったとき、あれ?待
 てよ、確か我らがショージ君も……と思い出したというわけです。

  野菜を擬人化するというところは同じでもそのおはなしはまるで違って
 葱やピーマンを見てこんなこと考える人達ってなんなんだあ、とあきれ
 ちゃうくらい。で、今回は『本日の1冊』ではなく『本日は2冊』。
 同じ材料で全く違う料理となるのにびっくりしてください。
 

 
まずは東海林さだお氏から。

 
 P189 (野菜株式会社の社長と役員がリストラの相談をしている)
  
<役員C 玉ねぎってのはどうなの。 
   役員
E じみですね。 
   役員
C  それにあの着ているもの、何とかならないかね。 
   役員
E  あ、あの茶色いペラペラしたやつ? 
  
役員C ボロボロなんだよね、あれ 
    役員
B 印象わるいだろなー、営業に行ったときなんか。> 

 
玉ねぎを佐野洋子さんが料理すると…… 

  玉葱
「あなたすぐ胸はだけるのやめたら。この間なんか、腰までぬいでいるんだから」
「だって、私首から胸、緑色の静脈が白くてつやつやの肌にすけるのがいいって
 みんな言うんだもの。」>

 (どう?わらっちゃうでしょ。確かにどっちもタマネギ。でも、この落差!)

  つぎ、きゅうり。ショージ君。

  P200 
<役員
D キュウリというのはどうですか。 
 役員
A うん,なかなかリストラしやすそうだな。おとなしそうだし。 
 役員
C 強いこと言えばすぐ引きさがる感じはあるね。 
 社長  どう強く攻めるか。
 
 役員
D このキュウリ野郎。 
  役員
C 栄養とかあるのか、おまえ は。>

  
 そして佐野さんのきゅうり。

 P54 <青くさくて新鮮だったのね。男の子が毎日いれかわりたちかわり
   食事にさそっていたわ。食事にさそうと塩でゴシゴシもみたくな
   っちゃうんだって。それでスパッとたて割りにすると、さーっと
   なんとも言えない青くさい、いい匂いがしたって。>
 

 ほか
にもレンコンやさつまいもなど同じ野菜が「んまあ〜」と、目を
 むくくらい違うものになっちゃってます。

  佐野さんは書いてないけど次はトウガラシ。 

 
P202 
 
<役員E  トウガラシはどうなんでしょう。 
 役員
A 本当はあれ、まっ先に辞めさせたい。 
 役員
C わたしも。 
 役員
D わたしも。 
 役員
B でも、あれアブナイとこあるからねえ。 
 役員
A ふつうじゃないね。こないだもトイレでブツブツ一人言言って
     たし。
 
 役員
B いつだったか、廊下ですれちがったら、突然、キエーッとか奇
     声を発したし。>

 山芋、白菜、キャベツ、ニンジン、ジャガイモ……。私、今晩のおかず
くらい
しか思い浮かびません。おなかすいて来ちゃったのでこの辺で。      

 

 

   === 本日は2冊 ===

 

  

もっとコロッケな日本語を
東海林 さだお価格:¥ 1,150 (定価:¥ 1,150)
http://www.amazon.co.jp/dp/4480803106 /ref=nosim/?tag=konohonomoshi-22



 
食べちゃいたい
佐野 洋子
価格: (定価:¥ 1,223)
http://www.amazon.co.jp/dp/4480803106 /ref=nosim/?tag=konohonomoshi-22
   

 =====御紹介=====
 
  友人が本を出しました。「下半身スッキリ骨盤体操」(アクタスソリューション)
 企画・編集・執筆 ほし のの子  監修・指導 山崎祐嗣  

 のの子さんと私は3年前一大決心をしてアスレチックジムへ通い始めました。
 同じように運動をして私の体重計の針は一目盛りも変化なし。それなのに彼女
 はなんと16キロの減量に成功。リバウンドは全然してません。世にあふれる
 ダイエット、ほんとかいな?と眉につばをつけたくなりますが、彼女はホントに
 スッキリきれいになりました。「なんで?なんで?どうしてよ?」といっておりまし
 たら、この本にまとめてくれました。分かりやすいです。

  本屋さんではなくコンビニで売ってます。580円。ピンクのかわいらしい本で
  す。ちょこっと手にとって見てくださいね。



                 

発行者 早田 和
発行 まぐまぐ ID=0000223214
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