人間は、身体的にも情緒的にも知的にも
「境界線」を育むことで成熟していく。
〜八巻香織〜
最近、友人にセルフケアの本を借りました。きょうの言葉は、その本『子どもと育てる自己信頼エンパワメントBOOK』(ティーンズポスト)からのものです。
「境界線」というのは、けっこう難しいものだと思います。
うちには、小4の息子の友だちが、たくさん来るのですが、ある日、息子とその友だちが、一人の子どもの声を聞いて、隠れていないふりをしようとしたことがありました。聞いてみれば、「だって、遊びたくないんだもん」と言います。息子の友だちのお母さんは、「嫌な友だちでも、いいところを見つけて、遊びなさい」と言ったといいます。たしかに、それもいいアドバイスだと思います。でも、子どもの立場になってみたら、「遊びたくない子とは、遊びたくない。無理して遊んでもつまんない」というのも、当然の思いですよね。
もし、大人だったら(大人になった自分だったら)、何か適当な理由をつけて、断ることでしょう。なのに、子どもにだけ、無理しても、みんなと仲良くしなさいというのは、大人のきれいごとを子どもに押し付けているようだなあ、と思うと、考えさせられました。
結局、息子は、「遊べない」と言うために、玄関に出たのですが、「カードをあげる」といわれ、一緒に遊ぶことになったのでした。
嫌なことを、ちゃんと嫌だと伝える。それは、大人になった私にも、難しいことです。せめて、子どもには、「嫌だと感じることを、嫌だと感じてはいけない」というのだけは、決してしないようにしようと思いました。嫌だと感じるものは、嫌なんだから、仕方のないことです。自分の感情をいつわりなく、自分自身が受け止められる、それこそが「境界線」を育むことになると思うのです。
※今年の後半は、日程が遅れることしばしばでした。あしからずです。みなさん、よいお年をお迎えください。来年もどうぞ、よろしく。
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