皆さんは京都の通りで親不孝通りをご存知でしょうか?今回は入社6年目にして初めて聞いた通りのお話です。
宇治の営業所から出庫して、醍醐のお客様を乗せて京都駅まで来ました。
「今日は日曜日やし、前半が勝負やな〜」と思いながら、京都駅周辺をグルグル回ってみようと思いました。
八条口を出て、リーガロイヤルホテル前を通り、武田病院の前まで来ました。
3人の女の子が手を上げて乗ってきていきなり言いました。
「おっちゃん、親不孝通りのジャンカラ行って」
「???えっ・・・どこですか?・・・・どのへんですか?」絶句状態でした。
頭の中が?だらけでした。「親不孝通り」・「ジャンカラ」、 6年間タクシーに乗って、両方の言葉を初めて聞きました。
僕は、帽子を脱いで、後ろを見て、もう一度聞きなおしました。
「すいません、親不孝通ってどの辺ですか?」
「え〜、おっちゃん親不孝通り知らんの〜、おっちゃん京都の人と違うの?」
僕は、何回もおっちゃんて言うなと思いながら、「僕は、20年以上京都に住んでますし、6年タクシーの運転してますけど初めて聞いたんです。新しい道ですか?」
3人でぼそぼそ言い始めました。「言葉、通じてへんで、やっば〜」
僕は、だんだん腹が立ってきましたので勘で言い始めました。
「河原町の辺ですか、木屋町の辺ですか?」
「そうそう、良い感じ」、「そしたら、とりあえず河原町を走るので近くに来たら言って下さいね」
「それから、ジャンカラってなんのことですか?」走りながら聞きました。
「おっちゃんホンマに知らんの?ジャンボカラオケ行ったこと無いの?」
「ジャンボカラオケのことやったんですか、でもおっちゃんおっちゃん言わんといて!」
「ごめんなさい、けっこう若いのね、おにいさんも一緒に行っちゃいますか〜」だんだん盛り上がって来ました。
「お〜、僕も誘ってくれんの?嬉しいな〜ありがと〜、でも仕事中やし、また今度行こな〜」すっかりタメグチになっていました。
「あっ、次の筋を右に曲がって!」
「すいません、河原町は右折禁止なんです、行くんなら、木屋町に入って行かないと駄目ですけど、料金上がりますけどどうしますか?」
「あっ、そしたらココでいいです。これが親不孝通りなんですよ〜」
「ありがとう、覚えときますね、1060円ですけど楽しかったんで1000円でいいですよ」
「ありがとう、おっちゃんサービスいいですね、バイバイ」またおっちゃんかい、と思いましたが気分がのってきましたので、次の仕事を目指して走り出しました。
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今日は、クリスマスについて、リクエストがありましたので、書いてみたいと思います。
今日は、12月24日(土)、年末の土曜日といえば、朝まで忙しいのですが、今日はあまり忙しくありません。(長距離がありません)
祇園も、早い時間は、結構人が出ていましたが、皆さん早く、帰って行かれます。
やはり、いまどきは、サラリーマンも、クリスマスは、家庭サービスの日なのでしょうか?
1時が過ぎると、祇園も空車であふれてきました。
走るのが好きな僕も、1時間も空車で、祇園の中をグルグルまわっていると、嫌になってきました。
焦る気持ちも出てきて、少しイライラしてきましたので、頭を冷やそうと思い、岡崎に休憩しに行きました。
冬は、500mlのペットボトル2本、コーヒーを入れて持ってきています。
車を止めて、柔軟体操して、体をほぐし、コーヒーを飲みました。
トイレに行ってから、空を見上げると、キレイな星空でした。
こんな日に、一体僕は、何をしているのか? なんだか寂しい気持ちになってきました。
15分ほど休憩し、気を取り直して祇園に戻りました。
相変わらず、祇園は空車であふれています。僕は、当社のタクシー乗り場目指して、東山通りを行ったり来たりしました。
そして、やっと乗り場に並ぶことが出来ました。「長距離が出るといいのにな」そう思い、並んでいました。
僕の番は、3番手でしたが、すぐに順番は回ってきました。
スーツ姿の女の人でした。女の人は、乗り込むと、「近いですけど、相国寺までお願いします」、「はい、ありがとうございます、どの道が良いですか?」
「そうね、どの道でもいいし、途中でコンビニに寄って下さい」、「では、寺町を通りましょう、途中にデイリーストアがありますので」
「じゃあそうしてください」
「運転手さん、今日は、忙しかった?」、「僕はヒマでした、今日は、あんまり人が出てないみたいですね。お客さんは忙しかったですか?」
「私?、私は今日は前半だけ、後は暇やったわ〜、こんなんやったら、店休んだら良かったわ〜、疲れたわ〜」
「まーお客さん、今日は、星空がキレイやし、寝る前に少し眺めてから寝てください、疲れが取れますよ」と、世間話で、少し打ち解けました。
「コンビニに着きましたよ」、お客様は、バッグを座席に置いて、買い物に行かれました。
僕は、バッグの中を見られたとか、何か無くなったとか言われるのがイヤなので、車外で待機することにしています。
5分位待っていると、寒さが、体の芯までこたえます。ブルブル震えてきました。
お客様が戻ってきて、車の中に入り、ホッとしました。
「運転手さん、短い距離でごめんね、これ休憩の時にでも、のんでください」と、コーヒーと、菓子パンを渡してくれました。
「えっ、ありがとうございます。後で、休憩のとき頂きます」、ミラー越しにお客さんの顔を見ると、目が合ってしまいました。
「ホンマやわ〜、今日は、星空がキレイやわ〜、ホンマに久しぶりやわ、空見るの・・・」
「お客さん、相国寺に着きましたよ、後は、どう行きましょう?」
「中に入って、右、すぐ左、右側のマンションで止めて」
「ありがとうございました。1080円です」、「ありがとう運転手さん、また乗せてくださいね、おやすみなさい」
「ありがとうございました、おやすみなさい」
僕は、とりあえずコーヒーが冷める前に休憩しようと思い、岡崎に向かいました。
そして、車を止めて、車外で、星空を眺めながら、もらったコーヒーを飲みました。
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第3の手、何のことでしょう?
僕は、運転をしながら、用事をするとき、両手を離して、「第3の手」で、ハンドルを操作します。
たとえば、遠距離で、県外に出た帰り道、パンを食べようとして、袋を開けるとき。
高速道路の出口手前で、財布からお金を出すとき。
僕の、「第3の手」は、活躍します。
しかし、僕の「第3の手」は、大きな動作や、正確なハンドルさばきは出来ません。
また、お客様に、もしも見られてしまったら、びっくりして、怒り出すでしょう。
だから、絶対に、空車のときしか出来ません。
では、この「第3の手」とは、一体どの部分で、ハンドル操作をすることだと思いますか?
1、ハンドルの内側に、両肘を、噛ませる。
2、股間で、操作する。
3、左の、太ももの内側で、操作する。
4、靴を脱ぎ、左の足の裏で操作する。
正解は、3 でした。まさか、2、の股間と思った人はいないでしょうね! まず不可能です!
1、も 4、も、出来ないことは無いでしょうが、僕のドラポジでは、かなりキツイです。
右手で、パンを持って、左手で、缶コーヒーを飲むとき、少しだけ、「第3の手」が、活躍します。
危ないので、みんなは、真似しないでね。
つづく
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今日は給料の話です。給料形態が会社によって、いろいろ違います。僕の勤めていた会社は、1ヶ月の売り上げから、経費を引かれ、手当てを足して、残りがその月の給料になります。
お客さんからは、「リース形式やろ」と、よく言われています。
売り上げの高い運転手には、良い給料形態ですが、売り上げの中ぐらいから下の運転手には、キツイ給料形態です。
経費は、昼勤で、大体25万円位で、夜勤で、大体30万円位、引かれます。
経費は、変動経費と、固定経費に分かれます。変動経費とは、ガス代(燃料代)です。
固定経費は、昼勤、夜勤、小型、中型、本務、代務など、いろいろな要因で、金額が決まります。
夜勤の場合、1ヶ月に60万円の売り上げだったとしましょう。30万円の経費を引かれて、残り30万円が、税込みの給料です。
では、70万円の売り上げをすれば、どうなるでしょう、30万円の経費を引いて40万円が給料になります。
80万円でも同じで、30万円引いて、50万円の給料になります? 但し、燃料と、税金が増えてくるので、少し減っていると思います。
では、たとえば、怪我や病気で、10日位休んで、売り上げが20万円と、しましょう。一体運転手の給料はいくらになると思いますか?
1、最低賃金銀はもらえるので、15万円位はある。
2、世の中そんなに甘くない。20万円−30万円で、ー10万円になる。
3、マイナスは、ありえない。0円である。
4、その他
さて、皆さんは、何番だと思いますか?
答えは、表向きは、1ですが、事実上2なのです。さてどういうことでしょうか?
このような事態になった場合、給料は現金支給になります。そして給料明細は、1、となっています。が、もらった現金を、そのまま経費として、徴収しているようです。
さらに、−10万円は、次月の給料でキッチリ引かれます。
但し、今は、裁判などが有ったようで、改善されているようです。
普通に仕事をしていれば、お客様には、人気のある会社なので、30万円位は、稼げると思います。
但しボーナスは有りませんので、毎月が勝負だといえますね。
僕の場合で、平均65万円くらいの売り上げがあったと思います。春の花見、年末は、稼ぎ時です。年末の最高で85万円位の時がありました。
逆に、2月、8月はヒマです。僕は、日々の、数字には、あまりこだわっていませんでした。
出来るときには出来るし、ヒマな時にはヒマなのです。
ヒマなときでも、仕事を探して走り続ける、1日9時間、200km以上、その中で楽しみを見つけて行きました。まさに僕の天職だと思います。
つづく
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僕の会社では、事故を起こすと、運転手はいろいろなペナルティーが科せられます。
事故を起こした運転手は、会社に帰ると、事故報告書を書いて、報告します。
事故の種類としては、大きく分けると、(1)自損事故、(2)第一原因事故、(3)第二原因事故の3種類があります。
一般の人には解り難い分類だと思うので、簡単に解説します。
(1)自損事故、これは、簡単に解ると思いますが、営業車が電柱や、壁にこすったりして、傷が付いたり、大きなときは、居眠りで、中央分離帯に、激突し、廃車になったり・・・。
単独で、営業車が傷つくと、自損事故扱いとなります。駐車中の当て逃げや、相手が逃げてしまって、請求できない場合も自損事故扱いとなります。実は、これを、悪用する運転手もいます。
(2)第一原因事故、相手のある事故の場合で、当方にも過失のある場合です。物損事故であるか、人身事故であるかは、関係ありません。
ほとんどの場合、第一原因事故となってしまいます。第一原因事故の場合は、事故の大きさや、過失の割合や、本人の勤務態度等、「面談」をした後で、ペナルティーが決まります。
(3)第二原因事故、相手のある事故の場合で、当方には過失のない場合です。物損事故であるか、人身事故であるかは、関係ありません。
第二原因事故の場合は、当方が、完全に停止している場合や、相手が酔っている等、違法な状態の場合のみで、動いている場合は、第一原因事故となってしまいます。
僕は、プロのドライバーとして、事故は起こしたら恥ずかしいものだと思っています。
相手の有る事なので、運にも左右されます。でも、統計的に、自損事故が、2回続くと、3回目は、第一原因事故を起こしています。
つまり、事故を起こしやすい人と、起こし難い人に、分かれているのです。
皆さんも、自分の運転を振り返って見てください。自損事故の多い人は、要注意です、ご用心。
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