<< 前のページ  |最新号|  次のページ >>
[ こんなことやってます ] [ 2008/04/28 10:17更新 ]  

先日、平山建設での「紹介キャンペーン」でお世話になった方への「感謝の会」を開催させていただきました。ご縁をくださったお客様をご招待させていただき、100名を超えるご出席をいただきました。ありがとうございました。

「感謝の会」では、中国古典で有名な守屋洋先生に記念講演をいただきました。

 

 

近著の内容にもとづいて「性善説」と「性悪説」の代表格として、論語と韓非子の内容を、現代のビジネスに合わせて、非常にわかりやすくお話しくださいました。

お話を伺って、日本人はやはり性善説を前提に行動しているけれども、一歩日本の国を出れば性悪説を前提に行動している人の方がはるかに多いのだと改めて気づかされました。昨今、いろいろ不安をかきたてられる要因はありますが、それでも日本の国の中にいるかぎり約束は基本的に守られるとか、電車はほぼ正確に運行されているとか、あまり基本的なことに目くじらを立てずに生活できます。

しかし、性悪説の立場にたてば、24時間注意を怠ることはできません。人がなにをするかはわからないので、せまってくる相手にどう対応したらよいかという術策を身につけておくことは大切なことです。これからますます性悪説にたって行動する人々とも対面する場面が増えることでしょう。守屋先生はそのためには人を見る目を持っていなければならないとおっしゃっていました。中国の古典のかなり部分は実は人物鑑定についてであるのだそうです。

 

講演会の後の会食ではご縁のあるみなさまからとてもあたたかいお言葉をたくさんいただきました。本当にうれしかったです。

「信頼こそ最高の財産である」と毎日朝礼で社員とともに唱和しているのですが、改めて「信頼こそ最高の財産」なのだと実感させていただきました。

こころより御礼申し上げます。

このご恩に報いるため、平山建設があってよかったといわれるような仕事をひとつひとつさせていただくことです。そのためには、お客様おひとりおひとりが建物を立てるご意思をしっかりと受け止めさせていただき、形にすることです。

[ 先人の努力を知る ]  

さてさて、ネタがないと悩んでいたのがうそのように、イベントのことや町並みなどについて書かなければいけないことがいっぱいあって困ってます。

今回は、先週の旧開智学校の続きで松本の街なみで得た感動について書かせてください。

松本は今年ちょうど市制施行百周年なのだそうです。

市長さんの「式辞」を読ませていただいていて地元への誇りを感じます。

やはり、松本の方々の誇りの最も大なるものはは松本城なのでしょうね。

さすがに現存する天守を持つ最古のお城のひとつだということで、随所に工夫があるのを感じました。

たとえば、天守を支えるこの柱です。

一本の柱に見えますが、実は半分の部分で2本の柱をつないであります。「柱継ぎ」といいますが、たぶん修復の時に悪くなったところを切って継いだのでしょう。 

同行していた大工さんが「いまはこういう継ぎ方はなかなかできなんだよな」といって感心していました。普通は、縦方向から入れ込むのですが、斜め方向から2本を入れ込んでいく継ぎ方なのだそうです。四方蟻継ぎの応用なのだと思います。

天守の屋根の組み方もお城としては独特なのではないでしょうか?

昇り梁がお互いに支えあっているいます。大梁を支点にしてテコの原理をつかって屋根の瓦の重さで昇り梁のバランスをとっているのでしょう。桔木(はねぎ)構造というのだそうです。寺社などにつかわれているようです。

それにしても機械力もなく、近代的な構造設計の力学が確立されていない時代によくこれだけの建物を作りあげたものだと感動しました。しかも、400年にわたって地震や火事などの災害に耐え続けたことを考えると、いったい自分たちのやっている仕事はなんなのだろうかとため息がでてしまいます。

 

私はこれも街の方の誇りだと思うのですが、松本市の女鳥羽川沿いにならぶナワテ通りの商店街に感動しました。

なんか欲しくなってしまう不思議な商品がいっぱいありました。写真の「はん」という昇り旗が出ているお店では焼印を売っていました。木箱に押したりするのでしょうね。使うあてもないのに、買おうかどうしようか5分は悩みました。この先の宇宙堂さんでは衝動買いしてしまいました。何を買ったかは秘密です(笑)。

道路の幅は車一台通れるくらいなのですが、これくらいの幅員の道路の方がそぞろ歩きしたくなる感じがします。たぶん、二間(約3.6m)道路なのでしょうね。

地元の方のこの通りへの想いを感じました。

90周年ということは10年前の歌でしょうか?この詩を読んでも、ほんとうに松本の方は松本に誇りをもっていらっしゃることがわかります。

実は私の会社でお願いしている公認会計士の先生が松本深志高校の出身で、松本のことをしゃべりはじめたら止まりません。満ち満ちている誇りを感じます。

今回実際に見学させていただき、松本の街にはなるほど街の方々が誇りにされる知恵と工夫が生きているのだと改めて感じました。

長野県がなぜ教育県であるのかよくわかりました。

Ts3e0282s

旧開智学校があったからです。 

残念ながら今月末まで校舎自体は改修中で、明治を代表すると言われる美しい擬洋風建築の全容を見ることはできませんでした。しかし、明治9年の建設以来90年以上も小学校の校舎として使われ、いまも教育博物館として機能しているすばらしい建築を堪能させていただきました。

設立の経緯からしてすばらしいなと思うのは、建設資金1万1千円という大金の七割を地元の寄付でまかなったということです。ちなみに、明治6年と現代の貨幣価値をくらべると8300倍になりますので、当時の1万1千円は約1億円ということになるのでしょうか(「いまならいくら?」)。貨幣価値だけで比べた1億円の価値をどう考えるかですが、ようやく幕末をこえて混乱していた当時の生活の水準でこれだけのお金を寄付によってまかなえたというのは、いかに地元の方々が教育熱心であったかの証拠ではないでしょうか?

建築にも随所に工夫がこらされていて、天井が和紙張りだというのにも驚かされました。たしか六層張りになっているのだそうです。洋風建築をいかに日本の技術で実現するか創意工夫に満ちていました。

そういえば、富岡製糸場以来かもしれません、こういう見学は。

建築の話題からは離れますが、これなにかわかりますか?

Ts3e0285s

博物館の中に展示してあった江戸時代の教科書です。

各時代の教育の水準がよくわかる教科書、教材などの展示がいくつもありました。いまから考えると戦前、あるいは明治の教育というのは旧式で丸暗記ばかりという印象がありますが、こういう問題を見るとなかなか一人一人の発想、そして人格的な教育を重視していたことがわかります。

Ts3e0283s

いまも県内一の進学校として知られる松本深志高校も、もともとは開智学校の英字課がスタートだったそうです。

併設された諸機関は後にそれぞれ独立して、現在も生き続けています。一例を示すと、
・師範講習所(明治6年)は後に、信州大学教育学部に、
・変則中学校(明治9年)は後に、県立松本深志高校に、
・付属幼稚園(明治20年)は後に、市立松本幼稚園に、
・開智書籍館(明治24年)は後に、市立松本図書館に、
・明治三十七、八年戦役紀念館(明治39年)は後に、松本市立博物館に、
・盲人教育所(明治45年)は後に、県立松本盲学校に、
それぞれなりました。
松本市公式ホームページ

松本市は今年で市制施行100年だそうですから、今から135年前に開設された開智学校はまさに地域の教育の母体であり、地域の文化の振興に寄与してきたといえるのではないでしょうか?失礼ながら、地の利に恵まれたとは言えない松本市が現在の隆盛を長野県内で誇っているというのは、その教育の力によるところおが大きいのではないでしょうか?

今回は、付属小学校の話題そのものからははずれてしまいましたが、教育がいかに地域で重要な役割を果たしているのか実感したので、報告しておきます。

[ 建築知識 ]  

いつかご報告する機会もあると思うのですが、少々地元で残念なことがおこって気落ちしていたります。先々週は花粉症にかこつけておやすみしてしまいましたし、メルマガのネタもなかなか思いつきませんでした。

そこで、今回は、建築士の試験についての情報はどれくらいネットの上におちているか、調べてみました。受験の準備をしている弊社社員を応援するためにも、趣味と実益をかねて建築士ネタで行きます!(笑)

といっても、以前一回一級建築士については話題として使わせてもらっています。

建築士という資格がとても大切な役割を持っているにも関わらず、これから年間数千人も減っていってしまいかねない大変な状態にあることをお話してきました。

今回調べてみてびっくりしたのは、建築士を受験しようとしている方のブログがかなり存在していることです。さすが、ネット時代ですね。

いやいや、目につくのはなぜか女性のブログばかり...やはり、技術者は無口な戦士というか、ブログ書いているひまがあったら仕事をするか、勉強するかという感じなのでしょうかね。

おっと、まぐまぐにも建築士試験対策のメルマガも存在するのですね。

リンク集も発見しました。これはかなりよく内容が盛り込まれています。「建築士.com」 にはオンラインの問題集もありました。なかなか手ごわいです。

いや、実は知りたかったのは一級建築士の試験範囲でどこまで公表されているかでした。

これはその年にならないと発表にならないそうですね。ただ、来年からは建築士制度の改正にともない、受験科目が増えるなどかなり変わりそうなので、今年が受け時だと言われているようです。

ちょっと前までは、「専門の学校に通わないと合格できない」というのが定説でしたが、改めて試験の情報などが出版され、コンピューターのソフトなども開発されて、「自学自習でも受かる人は受かる」という状態になりつつあるようです。これもまた変化ですね。

先週、大網白里町の大里総合管理さんにお邪魔してきました。

お忙しい中、おもてなしいただき、とてもうれしかったです。ありがとうございました!

「21世紀の地域の建設会社」を目指す私にとってまさに我が意を得たりという感じでした。

昨年、中小企業家同友会の「地域の活性化」について語るイベントで大里総合管理の森田部長さんにお会いしました。お話をお聞きして、すばらしい企業が千葉県にあるなと思い、その時から「お邪魔させてください!」とラブコールを送り続けさせていただいておりました。

つい先日も、購読している地域活性化のヒントが満載の「かがり火」という雑誌に大里総合管理の野老(ところ)社長のインタビュー記事が載っているのを発見し、ますます想いはつのっていました。

お邪魔した日は、ちょうど大里総合管理さんの「地域貢献活動」の一貫である「お昼休みコンサート」の日でした。



ショパンとベートベンの「トルコマーチ」を弾き比べてくださったり、とても楽しいコンサートでした。すごいなぁとつくづく思ったのは、赤ちゃん連れのお母さんたちがたくさんいらっしゃっていたことです。お聞きしたら、「ワンデーシェフ」でランチを取るコミュニティーがあるのだそうです。

野老社長さんは、「のびのび社長の航海日誌」で「ワンデーシェフ」について書かれています。

 2月○○日  ワンデーシェフのレストランが始まって4ヶ月経った。7名の「主婦たち」が「日替わりシェフ」になり、持ち前の腕をふるってつくる心のこもった料理は、「おいしい、おいしい」を連発させる。「1日3時間」「限定30食」「すべて相席」の大里レストランが醸し出すものは、「出会う喜び」「役立つ喜び」。ニコニコと楽しそうに動き回る主婦たちのその笑顔は食事をする人たちの「生きる喜び」に火をつける。「誰も儲からない」ことを笑いとばせるからこその「真実」の力は大きい。

ワンデーシェフで野老社長さんと森田部長さんと同行してくれた諸岡正浩さん、同じ日に会社を訪問されていた大学の先生方といっしょにお食事をいただきました。どうもいつも大里総合管理さんにはいれかわりたちかわり来客があるようです。

発芽玄米のごはん、とりのささみなど、写真でも伝わりそうですが、本当にいただいていて健康になっていく感じがするお食事でした。本当にありがとうございました。

写真に撮るのははばかられたのですが、同じフロアーでさきほどコンサートでごいっしょした赤ちゃん連れのおかあさんたちがのーんびりと食事を楽しんでいらっしゃいました。 

おいしくて、健康な食事は人をしあわせにします。お食事をいただき、おいしいコーヒーをいただきながら、地域活性化のために、しっかりと野老社長が経営されているさまざなか工夫とご努力についてお話を伺いました。

お話を伺えば伺うほど、すごいのはレストランだけではないとわかりました。先ほどの「かがり火」のインタビューから引用します。

その一つが学童保育。親が共働きの子どもたちは、学校を終えると、“ただいま”と言って、この会社に帰ってくる。月曜から金曜まで、毎日午後7時までは、会社が保育園を兼ねていて、社員の子どもたちだけではなく、地域の子どもたちを受け入れているのだった。土曜日は別に土曜学校というクラスがある。子どもたちは、社員の仕事の邪魔にならないように、上級生が小さな子どもたちの面倒を見ている。  

この学童保育の活動はNHKの番組でも取り上げられたのだそうで、ビデオを拝見させていただきました。実に感動的なエピソードもいくつも聞かせていただきました。どうしても横割りになりがちな教育の中で、大きな子どもが小さな子どもたちの面倒を見るという活動は本当にすばらしいです。

最後に、野老社長さんは、「土地管理業から地域管理業になりたいのよね」と強くおっしゃっていらっしゃいました。地域貢献こそが実際のお仕事につながる経営を本当にしっかりとされていることが、私も経営者のはしくれですので強く強くわかりました。地域の建設会社をやらせていただく中で、街にかがやいてもらうために企業として仕事を通してできることはたくさんあることをあらためて野老社長さんに教えていただいたように感じました。

野老社長さま、森田部長さま、本当にありがとうございました!

 


 

前回お知らせさせていただいたグランディール表参道の見学会は弊社が企画した歴代見学会の動員人数記録を更新しました。本当にお施主様のご厚意に感謝もうしあげます。ありがとうございます。ピンクのうさぎをはじめ、スタッフ一同はりきって企画させていただきました。

ご参加いただいたみなさま、成田表参道のみなさま、いろいろ至りませんでしたが、お楽しみいただけたでしょうか? これからもよろしくお願いいたします。

<< 前のページ  | 最新号 |  次のページ>>