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とよた 時の 【山旅漫歩日記】  (306号)
マガジンID:0000228474   画房【ゆ-もあ-と】

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こんにちは、とよたです。某月某日の山旅画日記をどうぞ。短文で
すが山の伝説集を目指しています。

▼「南ア・光岳の光石」(133号)

ふもとの村から見て、夕方沈みゆく陽に映えてテカテカ光る山があ
ります。そこで村人はその山を「テカテカ山」「テカリ岳」と呼び
ました。漢字を当てて「光(てかり)岳」。

その光るものが南アルプス最南端の山・光岳山頂の西側にある光
岩。石灰岩の岩峰で南西の池口岳方面から見ると西日を浴びた光岳
は白く光ってよく目立つそうです。簡単に登れる岩峰は、なるほど
夕日に「テカリ」と光るだろうと納得させられるまっ白なシロモノ。

登山者は交替で写真を撮ります。光岳の南には遠江、東は駿河、西
に信濃と昔の国名が広がります。三つの国の隅っこ、国境にあるの
で「三隅山」の異名もあります。

光岳はハイマツの群落の南限地(信州山岳百科・2)になっている
という。(ハイマツそのものの南限地は丸盆岳(清水建美博士)と
も、南限は静岡県の信濃俣(しなのまた)(植物学者林弥栄)とも
いう。勉強になりました。

ところがこのあたりの南斜面ではハイマツが立ち上がりはじめてい
るのもあります。立ち上がっていれば「這う松」ではありません(立
ってもマツ科マツ属のハイマツには違いありませんが)。

日本でのハイマツの生息地の南端は東洋での最南端。それは世界の
最南端でもあるそうです。簡単に登れる光岳はまっ白な岩峰で、な
るほど「夕陽にテカリ」は納得でした。

・静岡県本川根町と長野南信濃村との境 大井川鉄道井川駅からバ
ス・畑薙第一ダムから歩いて13時間で光岳(2591m)、さらに
進むと光石 2万5千分の1地形図「光岳」

・1988(昭和63)年8月3日(水)〜9日(火)「南ア南部・赤
石岳・聖岳・光岳・寸又峡・大日峠縦走時探訪」単独行

▼(CD本「ひとり画展・1」から抜粋)
http://toki.cool.ne.jp/sachix/gate001-200/gate001-200.html

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