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 第7章『ペットと飼い主の「幸福」を考えるビジネス』┏┏┏┏┏
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 エリアビジネスに有効なモバイルカー&エリアを
 選ばないペット通販
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 Vol.37 2007年9月28日(金)発行

2つめの形態がモバイルカー(ドッグ・シャンプー・カー)
(ドッグシャンプーカーと続ける)である。
これは、自宅の近くにトリミング店がない方やあっても足がない、
免許がない方や何らかの事情で愛犬をトリミング店に
出せない方などを対象にしたエリアビジネスだ。
シャンプー+グルーミング+トリミングに加え、
イオンセラピーまで車で行える移動型のドッグ・シャンプー・カーだ。

これはトリマーの資格を有している人には最適だ。
モバイルカー専業でもビジネス展開が図れるし、ショップと
併用して飼い主の自宅に出張サービスすることも可能だ。
この組み合わせにより、来店客と訪問する顧客の両方から
顧客拡大が可能となる。
なお、モバイルカーとペットシッターはほぼ同一エリアになるから、
この組み合わせでも顧客シナジーが考えられる。
また、対面型ビジネスであるから物販ビジネスも有効である。

トリマーの資格がない人でも、手先が器用で、
ペットに触れることが好きで、なおかつトリマーに興味がある
人ならジャペットのペットケア10日間コースを受講すれば
ビジネス展開できるようになっている。
また、トリマーの資格を有し、現在、ショップでトリマーとして
働いている人は、モバイルカーを持つことで、さらなる売り上げ
拡大も可能となる。将来、起業することも可能であろう。

3つめのビジネス形態が、ネットを利用したペット通販である。
これは店舗を必要とせず、PC1台で起業できる小額投資で
ペットビジネスを始めたいという人向きのビジネスモデルだ。

リスクの高い生体や物品を仕入れる(在庫する)必要はなく、
ペットやフードなどの用品が欲しいというお客様とブリーダーの
仲介役である。
このビジネスの背景には、ジャペットが構築したリアルタイムでの
出産情報を可能にしたマイペットバンクや物販システムがある。
前述のショップのオーナーも、これも活用することができ
全国販売も可能になっている。
小額投資ゆえ、まずはこれから開始してステップバイステップで
ショップに拡大して行くことも可能だ。
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次回は第7章『ペットと飼い主の「幸福」を考えるビジネス』の
【団塊世代のビジネスにおすすめのペットシッター】を
お送りします。

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<も・く・じ。>
第1章 ペットブームの陰でいま、何が起きているか?
第2章 日本のビジネスに潜む問題点
第3章 欧米ペット事情見聞録
第4章 ペットと快適に暮らすために
第5章 安心できるペットビジネス
第6章 ペットIT革命にあるこれだけの利点
第7章 ペットと飼い主の「幸福」を考えるビジネス
あとがき

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 第7章『ペットと飼い主の「幸福」を考えるビジネス』┏┏┏┏┏
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┏ 全く新しい視点の「犬のくらし省スペース型ショップ」
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 Vol.36 2007年9月26日(水)発行

私は、ブリーダーからペットショップ、そしてエンドユーザー
である飼い主が、情報収集や情報交換、あるいは生体や物品の
売買を可能にした総合コミュニティサイトを立ち上げ、
ブリーダーの登録数や加盟店を増やすなど、
ペット業界のIT革命を推し進めてきた。

さらに、多くの飼い主に満足してもらうために、犬の気持ちになって
「犬の快適なくらし」をサポートする新たな形態のペットビジネスも
同時並行で展開してきた。それが、「犬のくらし」である。

かつて犬は番犬主体であったが、最近ではパートナー、あるいは
家族そのものと考えている飼い主が増えている。
家族ゆえにお金も人間以上に遣うことが多くなってきている。
また、家族ゆえに癒しをもらうのでなく、逆に癒しを与えてあげたい
と願う心理も理解できよう。かつまた、ペット産業の全体市場規模から
考えたら9割以上は犬関連ビジネスが占めている。
まさに犬はペットの王様なのである。
私はそんな意味合いから「犬のくらし」と命名した。

その「犬のくらし」のビジネス形態には、4つのモデルがある。
ひとつはショップであり、これがメインである。前章で紹介したように
在庫レスを実現した省スペース型複合ペットショップだ。
22坪の標準モデルでは、ペットの陳列展示スペースの代わりに
大型モニターやタッチパネルを設置。
マイペットバンクに登録されている生体情報の画像(静止画)、
あるいは動画を顧客が自由に閲覧できるようになっている。
ブリーダーが登録した画像をリアルタイムで見られるが、
いずれ動画中心になるのは時間の問題である。気に入った子犬や
子猫が見つかれば、その場でテレビ電話を使いブリーダーに連絡し、
リアルタイム動画として見せることもできる。
もちろん、ブリーダーにテレビ電話が普及して行った場合のことであるが。

テーブルの上にあるタッチパネルパソコンで詳細情報を確認したら
予約することもできる。
さらに、店の従業員が顧客の住環境や家族構成、ライフスタイル、
ペットの飼養経験の有無などを聞き、その上でペットの特性や
告知すべき情報を詳細に説明し、納得のうえで
購入できるようになっている。
ただし、終生飼養承諾確認書の10項目全てを承諾いただかねば
購入できないルールになっている。飼い主もペットも不幸な
結果にならないようにするためである。

店内には売れ筋商品に特化したグッズコーナーもあるが、
ジャペット物販システムを活用することで、在庫レスでフード・
用品の販売も可能となっている。これもまた、タッチパネルパソコンに
組み込まれており、自由に選択できる。

ただ預かるだけではなく、また、従来のトリミングに付加価値のある
サービスとして、イオンセラピーがある。
これは消臭・除菌と癒し効果のあるマイナスイオンを発生せる
装置をペット用に開発したもので、マイナスイオン発生装置
(霧化装置)と小型犬なら2〜3頭収容できる木製ルームケージの
2つがセットになっている。

トリミングの工程で犬は、60〜90分間トリミングテーブルに
立ちっ放しである。終わった後は疲れ切っているが、トリミングの
後に約15分間のこの工程を加えることにより、疲れをとって飼い主に
お返しできる。
これをイオンセラピーというが、トリミングとの並行作業や単独でも
有効である。
顧客満足度の高いサービスであり、差別化はもちろんトリミング単価の
アップにつながる。
体臭の強い犬種や肌の弱い犬、老犬などには打って付けのサービスである。
当社が提唱しているのが、このイオンセラピーを取り入れた
トリミングサービスだ。

ペット業界も人を対象としたビジネスと同様、「揺りかごから墓場まで」
にはいろんなビジネスがあるが、現時点で最も需要の高いビジネスは
トリミングである。
そのトリミングの世界は、ベテランのトリマーでも1日にせいぜい
7頭こなすのが精一杯ではないだろうか。
仮にサービス料が6000円とすると、1日の売り上げは4万2000円
ということになる。ひと月の営業日が25日前後とすると、
4万2000円×25日が月間の売り上げになる。

つまり、売上限界が見えている労働集約型のビジネスである。
しかも、顧客の奪い合いが始まっている。
できれば価格競争ではなく、付加価値をどうやって付けて、
お客様である飼い主に満足してもらうかが、
これからますます重要になる。
消臭・除菌と癒し効果があることから犬にも喜ばれるサービスである。
超大型犬でも十分収容できるように大きな木製のルームケースなので、
トリミングしながらこのルームケースに入れておくこともできるし、
小型犬なら複数のワンちゃんを一緒に入れておくこともできる。

同時進行で作業ができるため効率もいい。そういうことを考えて、
イオンセラピーをトリミング店に普及させていきたいと考えている。

さらにショップには一時預かりのプレイスペースも備えているが、
スペースに余裕がある場合はペットホテルも運営できる。
以上、生体販売、物品販売、トリミング+イオンセラピー、
一時預かりの4業態を必須としている。

また、カフェスペースを設けたのはタッチパネルパソコンを
飲食テーブル上に設置するためであるが、飼い主とペットが
共に飲食できるようにもなっている。注文は生体情報と同様に
タッチパネルパソコンから選択できる。パソコン画面に
表示されたメニューをタッチするだけのタッチパネル式を
導入することで、誰にでも操作できる環境を提供している。
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次回は第7章『ペットと飼い主の「幸福」を考えるビジネス』の
【エリアビジネスに有効なモバイルカー&エリアを
 選ばないペット通販】を
お送りします。

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<も・く・じ。>
第1章 ペットブームの陰でいま、何が起きているか?
第2章 日本のビジネスに潜む問題点
第3章 欧米ペット事情見聞録
第4章 ペットと快適に暮らすために
第5章 安心できるペットビジネス
第6章 ペットIT革命にあるこれだけの利点
第7章 ペットと飼い主の「幸福」を考えるビジネス
あとがき

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 第7章『ペットと飼い主の「幸福」を考えるビジネス』┏┏┏┏┏
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┏┏┏┏ 複合型ビジネスで差別化を図れ
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 Vol.35 2007年9月24日(月)発行

ITを積極的に活用することで、既存のペットショップも
大きく変わるといったが、ペットビジネスに限らず、
すべてのビジネスに共通していることは、顧客に焦点を当てた
サービスや商品展開が不可欠であることだ。

顧客、つまり、飼い主が何を求めているのか、的確に捉えて
サービスを充実していくことにある。これまでペットに関して
さまざまなデータを紹介してきたが、その中に飼い主が何を
求めているのか、答えが垣間見えてくる。

たとえば、ペット関連ビジネスの中で伸びているのは、
シッターや動物関連学校、診療やホテルなどのサービス業である。
また、シティリビングがOLを対象に行った「ペットのために
欲しい商品・サービス」でもペットシッターをあげている人が多い。
つまり、そうしたサービスに対して、飼い主のニーズが
高いということになる。

ただ、ニーズが顕在化してからそのままモノ真似ビジネスを展開しても
うまみ、つまり業績をあげることはむずかしい。
競争が激化している中では、差別化の視点を取り込まないと
競争に勝てないのである。
差別化とは「簡単には真似ができないこと」である。
もしくは誰もやっていないビジネスモデルを考案するかであろう。

そこで、これからペットビジネスを立ち上げようとする場合、
留意すべき点をいくつか挙げておきたい。

まずひとつめは、限られたエリアの範囲でペットビジネスを
プランニングする時は、組み合わせで考える必要があるということだ。
というのも、単独の業態では市場規模が小さく、まして後発となれば
さらに小さくなるからである。

それだけにひとつの業態に特化して事業化を図るとしたら、
顧客獲得方法に知恵と行動力で差別化を発揮しなければ、
かなりの時間を要したり競争相手に負ける可能性も否めない。
また、資本力があって全国レベルで組織化して考える時は、
エリアの積み上げが全国レベルになっているのだからこの考え方に加え、
新しいアイデアを入れた差別化や全く新しい視点を取り入れた
ビジネスを企画すべきであろう。

さらに、ひとつの業態に特化してプランニングする場合、1人当たりの
生産性(業績)を考慮しなければならない。
たとえば、シッターやドッグ・シャンプー・(ドッグシャンプーカーと
続ける)カーであるモバイルカーは、エリア限定のビジネスだが、
1人当たりの生産性に限界があるビジネスである。
シッターは1日に10件の訪問が限界だし、モバイルカーも
1日に5〜7頭が限界である。いずれとも需要は大きいが、
移動効率を考慮しながら受注をとらなければ生産性が悪くなる。
ショップもエリア型のビジネスに違いないが、来客数に限界がある以上
生産性に限界があることになる。

そうした理由から、ひとつの業態に特化していないペットショップが
大半である。
生体販売、物品販売、トリミング、ホテルなど複合型ビジネスを
展開している。ひとつひとつは生産性に限界があるものの、
その積み上げで生産性のボリュームを拡大し、ひとつがダウンしても
他でカバーしリスク回避をしているはずである。

これに対してペット通販は全国レベルであるが、ひとつのサイトが
バーチャルショップであり、1サイトを開設して1人でやるなら
月20頭が限界である。なぜならブリーダーと顧客の間に位置付けられる
業態だけに、業務処理量が相当量発生するからである。

このようなことから、ひとつの業態に特化し1人でやる場合、その限界値に
到達するまでの間、複合型ビジネスでシナジーを考えた取組みが望ましく、
経営のリスクも小さいはずである。ペットビジネスは人間相手のビジネスと同様、
「揺りかごから墓場まで」ある。この複合ビジネスが単独ビジネスで
やっている競争相手に対して優位に立てるなら、差別化そのものである。

たとえば、同じ商圏でのシナジーで考えたら、ショップ、シッター、
モバイルカーの2種複合、3種複合が考えられるし、方法論(ノウハウ習得)で
考えたらペット通販とショップの複合(その点からショップは
両方がやれるようになっている)が考えられる。

また、待ちのビジネス(プル型)と訪問型ビジネス(プッシュ型)の
組み合わせで顧客の拡大を図ることを考えたら、ショップの
トリミング顧客とモバイルカーのトリミング顧客の組み合わせが
考えられる。
来店できる顧客と来店できない顧客の両面から顧客拡大を目指す戦略である。

一方、ショップが一時預かりのみならずペットホテルも運営した場合は、
犬中心のペットホテルとなるだろうが、顧客へ訪問して、ペットホテルで
対応できない猫や小動物、鳥、魚などのお世話をするペットシッターが
有効であろう。

当社が提唱しているショップ、トリミング、モバイルカー、シッターといった
4種の組み合わせ以外にも、犬猫販売前の工程にある繁殖業やペットシッターに
近い職種のペットタクシーなどが考えられる。さらに、犬猫販売に合わせて
ペット保険代理業やしつけ教室、アロマ教室、オリジナルのお洋服制作教室、
葬儀葬祭業なども考えられる。

メーカーを退職し、当社の代理店であるペット通販を起業した方がいる。
その方はすぐに配偶者と一緒にペットシッターを始め、その延長で
ペットタクシーと自宅のワンルームを使って特定犬種の繁殖も始めた。
つまり、ペット通販とシッター、ペットタクシー、ブリーダーという
4つの業態を夫婦で展開し多忙な毎日を過ごしている。
夫婦ともどもペットをこよなく愛しているからこそできるのであり、
忙しい中に充実した毎日を過ごしている。

肝心なことは、それぞれの単独業態で限界値を目指すにしても、
そのエリア内の市場規模や競争相手の数、差別化の軸、自分の
ノウハウなどから考えて無理のない事業計画を立てることである。
その過程で複合ビジネスがあるのであり、結果としてどちらが
メインになっても、あるいは全てがメインになって良いはずである。
それが最もリスクを最小にしてペットビジネスを成功に導く鍵になろう。

その選択は、自分に何が向いてか(好きか嫌いか、得意か否か)、
投資できる資金や家族などの協力者といった経営資源から
判断すべきである。
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次回は第7章『ペットと飼い主の「幸福」を考えるビジネス』の
【全く新しい視点の「犬のくらし省スペース型ショップ」】を
お送りします。

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<も・く・じ。>
第1章 ペットブームの陰でいま、何が起きているか?
第2章 日本のビジネスに潜む問題点
第3章 欧米ペット事情見聞録
第4章 ペットと快適に暮らすために
第5章 安心できるペットビジネス
第6章 ペットIT革命にあるこれだけの利点
第7章 ペットと飼い主の「幸福」を考えるビジネス
あとがき

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 第6章『ペットIT革命にあるこれだけの利点┏┏┏┏┏
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┏┏┏┏ メンバーズカードで顧客満足度を高める
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 Vol.34 2007年9月21日(金)発行

現在では、卸情報サイト(eペットセンター)とペット専用小売
サイト(ペットアベニュー)を融合したマイペットバンク(MPB)が
完成している。
これは、私が展開している日本ペットショップ協会
(JAPeT:ジャペット)の代理店だけが享受できる画期的な
システムとなっている。
前述のようにブリーダーに対しては「ブリーダー認定10ヶ条」を
設けてハードルを高くし、さらに、ジャペットグループのサイトで
購入いただくお客様の不安を考え「ジャペット生体保証制度」も
完備している。

また、当社だけが大手カード会社から認可され、オリジナルの
「ジャペットカード」を低額手数料(2.9%)で利用可能となっている。
生体通販の場合、大手カード会社はどこも認めていないが、
当社の財務面や低い事故率を評価されての結果だと思っている。

このジャペットカードにペット購入時にお客様に加入していただくことで、
クレジットカードとして代金の決済に使えるというお客様自身に
メリットがあるばかりではなく、店側には顧客情報管理が可能になる
というメリットもある。

たとえば、ペットの購入はもちろん、物品の購入やトリミングなどの
支払いにカードを使うことが可能で、その利用金額に応じて、
ポイントを加算。
現在、航空会社が行っているマイレージサービスのように、
加算されたポイント数に応じて利用料金を割り引くことや、
記念品と交換できるというようなサービスも可能としている。

つまり、カード会員として顧客の囲い込みが可能となるわけだ。
会員特典としては割引や記念品だけではなくさまざま考えられる。
たとえば、会員限定の特売案内をメールで案内したり、
定期的なメールマガジンの発行などだ。
ペットの飼育に関する疑問への回答はもちろん、おすすめ商品の紹介、
ペットと飼い主のほほえましいエピソードを写真とともに
紹介するペット自慢など、会員とのコミュニケーションを
図っていくことができる。それがジャペットが提供する
インフラでもある。

このようにITは飼い主である顧客とショップを結びつける、
コミュニケーション・ツールとしても大変有効である。
業者と飼い主がネットワークでつながり、情報をやり取りして
コミュニケーションを図っていく。それによって、業者も飼い主も、
そしてペット自身も幸せになれる。それが目的であり、
有効な手段として私が目指すペットITの活用があるのであり、
ペットビジネスそのものを根本から変える革命といえる。

つまり、生体販売をきっかけとして顧客との取引がスタートしたら、
カード会員化や物品販売を通じて、コミュニケーションを図りながら
継続して顧客との絆を深めて行く。
その結果として、2頭目の購入や親戚や知人を紹介していただける
チャンスが拡大するのである。ビジネスの循環サイクルを意識せずして
発展することなどはあり得ないはずである。
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次回は第7章『ペットと飼い主の「幸福」を考えるビジネス』の
【複合型ビジネスで差別化を図れ】をお送りします。

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 ペット通販は既存のペットショップのライバルではない
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 Vol.33 2007年9月19日(水)発行

このように私が目指したのは、単に質の高いブリーダーを集めた
サイト運営だけではなく、ブリーダーや卸業者、ペットショップ
などの小売業者をネットワーク化し、情報を共有することで
業界全体の健全化を図ることにある。
それはまさにペットIT革命といえるほど社会的に
インパクトがあると、私は自負している。

というのも、情報を提供すること自体がビジネスの主体を
根底から支えることになるからだ。
そして、商品である子犬や子猫はブリーダーの元で適正に
飼養され親や兄弟と一緒に社会化期を過ごした後に、
飼い主へ渡される。
この一連の仕組みを支えるのは、全て情報システムという
インフラが整備されてこそ達成できることになる。

従来なら、ペットを飼いたい人は、ペットショップへ足を運んで、
ケースに入れられた子犬や子猫を見て購入していた。
そのために、離乳後間もない、免疫力も十分ではない
生後1ヶ月から2ヶ月ぐらいで親から離されて、卸やときには
せり市を経由してショップで展示販売されていた。

それだけでも子犬や子猫にはストレスだが、ショップへやってくる途中で
感染症にかかる危険性も否めない。
実際に、そうして亡くなる子犬や子猫を含めて、生体ロス率は2割前後
といわれている。
残念ながら生き物である限り、万一ということが起こりえるが、
ブリーダーから飼い主へ直接渡すことができれば、多くのブリーダーが
出入りするせり市経由に比べ、その危険性はかなり低下することになる。

さらに卸業者もショップも在庫を持つ必要がなくなる。
在庫レスで経営が成り立つことになり、展示するスペースも不要となり、
それだけ経営は効率化する。また、大型ショップでも30体程度の
在庫を抱えれば限界であるが、情報なら無制限に持てる。
即ち、エンドユーザーにとっても選択肢が広がることであり、
それだけ気に入った子に出会えるチャンスが高くなる。

ペットショップで、展示スペースが不要となれば、空いたスペースで
用品を販売したり、ドッグカフェ、トリミングやホテルといった新たな
事業展開も可能となり、経営の多角化が図れることになる。

これは既存のペットショップにとっても、かなり有利な店舗経営が
実現できることではないだろうか。ペット通販をライバルとして
敵視する必要はないのである。むしろ、積極的にペット通販を展開
することで、売り上げの拡大とより魅力的な店舗へと
生まれ変われることになる。

実際、ペット通販も併用しているペットショップも増えている。
ネットの流れを止められないと自覚しているからであろう。
ただし、ネットの世界は業者規模に関係がなく、集客を呼ぶ
ネットノウハウに左右される。
業界経験の浅い個人事業主であろうが、長い間大型ショップを
保有しながら片手間に通販も手掛けているところに勝てる世界である。
それがペットショップから見たら面白くないところであり、
従来からの売り方を主張しガードしたいのであろう。
この保守的な考え方を打破しない限り成長は望めない。

これからのペットビジネスを考える上で重要なのは、そうした時代の
流れを読んで最適なビジネスのあり方を考えていくことだ。
生体在庫レスで豊富な情報在庫を持ちペットショップを展開することも、
ITを活用すれば可能な時代となっているのだから……。
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次回は第6章『ペットIT革命にあるこれだけの利点』の
【メンバーズカードで顧客満足度を高める】を

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