■ちくちく素材にサヨナラ!

なおみです。

冬は、もともと顔色の悪い私が、さらに青白くなる季節。
ふと見ると手足の指の血流が止まっていたりして、油断ならない日々が続いています。

そんな私にとって手放せないのが、マフラー。
マフラーのない冬の帰り道なんか考えられません。もちろん、朝の通勤時にも欠かせない。


最近使っているのはコレです

そういえば小学生の頃には、じゃんけんで負けて料理クラブに入れず、編み物クラブに所属していました。
難しい編み方はまったくマスターできなかったけど、ただまっすぐに編むだけならハイスピードでした。

そんな私が編んだマフラーがこちら。


フリンジがやたら長い


友達に教わって模様を入れたりして、私にしては力作です!
が、ひとつ問題が…。
それは自分で編んだマフラーがちくちくして、首がかゆくなってしまうこと。
実はちょっと敏感肌なので、毛糸に負けてしまうんです。

編み物は楽しくて好きなのに、編んだマフラーを使えないなんて悲しい…。
だから、決めました。
毛糸以外の様々な素材を使って、肌に優しい、新素材のマフラーを作ろうと。


■素材1・リボン

今回は、帰省先の長崎からお送りします。

さて、マフラーにできる細長いもの、と考えて、まず浮かんだのがリボン。


かわいらしい色を選んでみました

さっそく編んでみます。


編みやすい。さくさく編めます

そして、あっという間に出来上がりました♪


ピンクだらけ

リボンの雰囲気を活かすため、やや細めに編んでみました♪
さらっとした手触りで、ちょっと硬いけど巻き心地はまあまあ。
ただ、動くたびに「シャカシャカ」とリボン同士がすれる音がします。
なんか気が散るマフラーだな…。


■素材2・刺しゅう糸

やっぱり編み物は基本「毛糸」なわけですから、糸の仲間ならいけるんじゃないでしょうか。
というわけで、続いては刺しゅう糸を使ってみることに。


じゃーん。色とりどり

刺しゅう糸マフラーを見て、母も姉も「カワイイ」と大絶賛。

そして巻き心地はと言うと、糸だけあって、さすがの優しい感触!
首にストレスを与えません。
薄手のため真冬向きではありませんが、秋や春先の防寒にはもってこいです。


処理が甘かったのか、端っこの糸が出てきた

■素材3・風船

続いては、こちら。


全然ふくらまない

バルーンアート用の細長い風船を使って、マフラーを作ります。


風船を


ひたすら結んで、つなぐ


一見、ふつうに編んでいるように見えますが

ゴム製の糸は、やたらと伸びるので編みづらい。

 
   通常                    びよよーん   

それでもなんとか、ゆるめに調整しながら編み進めました。
そして、出来上がったのがコレ。


刺しゅう糸よりも派手になった

あちらこちらに風船の吹き口が飛び出していますが、もこもこした厚みはマフラーそのもの。
が、首に巻いてみると「ぺたっ」とした感触と、「ヒンヤリ」した冷たさに気づきます。
これはむしろ、夏に巻いた方がいいんじゃないだろうか。


しかもゴムくさい

■素材4・荷造りロープ

肌に優しい素材が第一ですが、派手すぎる見た目も考えものです。
もうちょっとシンプルなマフラーは作れないものか。

というわけで、どんな服にも合う白のマフラーを作ってみました。


雪のように白いマフラー


その実態は荷造りロープ

見た目はちょっとキラキラしていて、少し離れて見ると、ラメが入った毛糸で編んだように見えます。
おしゃれ感はなかなかです。

が、問題の巻き心地はガシガシ。
乱暴に巻くと、首の皮が傷つきそうなほどです。

他にもっといい素材はないものか…。


■素材5・モジュラーケーブル[TL-415FB][TL-420FB]

表面がなめらかな素材を探していたら、こんなものを見つけました。


壁や床をキズつけない、なめらかなケーブル

電器屋さんで「こりゃあいい!」とモジュラーケーブルを手にとっていたら、店員さんから、
「どういったものをお探しですか?」
と聞かれてしまいました。

まさか、
「マフラーを作りたいんで、できるだけあったかくて肌に優しいやつください」
と答えるわけにもいかず、
「で…できるだけ長いやつがほしいんですけど」
とだけ伝えました。

「こちらは6極4芯ですが、6極2芯にも使えるんです。厚みのないフラットタイプなので、壁に張り巡らせるのにも最適ですよ」
というアドバイスまでいただきましたが、ごめんなさい。張り巡らしたりしません。
愛想笑いしながお礼を言って、そそくさと売り場を後にしました。


もくもく


意外に違和感がないけど


糸のつなぎ目はこんな感じ

そして編みあがったマフラーがこちら。


これまたシンプル

ぱっと見ると、ざっくり編まれたマフラーに見えますが、


紛れもなく、ケーブルなわけで

やわらかすぎず、硬すぎず、素材としては案外悪くないケーブル。
なめらかなコーティングが施されているおかげで、肌触りもなかなか◎。
でも、問題がありました。


それは、肩コリを呼び起こしそうな重量

重すぎる。毎日使いたくなるマフラーとは程遠いです。


■素材6・かんぴょう

ここで、はたと気づきました。
毛糸って羊の毛から作られる天然素材です。
それなら、やはり天然素材のマフラーこそ肌に優しいのでは!?

それも、食べられるくらい、体に優しいもの。


そんなわけで、かんぴょうで編み物


なんか酸っぱいニオイがする

最初に用意した6袋では足りず、あわてて近所のスーパーで買ったかんぴょうを追加しました。
ところが、ここで思わぬ事態が。


新たに買ったかんぴょう、硬くて編みづらい

最初に用意していたかんぴょうより、新しく買ったかんぴょうはさらに自然派。
農家の庭先で干して、丁寧に手作りしているんだそうです。

きっとおいしいんだろうなぁと思いながらも食べず、編み続けます。


「こんなことのために生まれたんじゃない」とかんぴょう

でも結局、マフラーは出来上がったのでした。


白とベージュを混ぜてみました

前にたれている白い部分が最初のかんぴょう、首まわりの茶色っぽい部分が後で買ったかんぴょう。
よっぽど製法が違うのか、肌触りもまったく違います。
白い方はわりとやわらかく優しいのですが、茶色い方は攻撃的な硬さ。
思わず「痛っ!」と言ってしまうような巻き心地です。

天然素材=肌に優しいというのは、妄想だったようです。


■手作りマフラー・コレクション

マフラーは、部屋の中でなく外で巻くべきもの。
せっかくなので手作りマフラーを着用して、実家のご近所を散歩してみることにしました。


リボン。馴染んでます


刺しゅう糸。こちらも問題なし


風船。個性的なオシャレを楽しんでいる人


荷造りロープ。やたら暖かそうに見える


ケーブル。なんか出てる


かんぴょう。案外バレない

そして、風船マフラーにはすてきなポイントがあるんです。


ゴム製のため、強力に伸び縮みするので


散歩の途中で


おもむろに体を鍛えられます

主に背筋・胸筋を強くすることができそうです(たぶん)。
■自然派マフラーならではの楽しみ

結局のところ、既製のマフラー以上に私の肌に優しく、かつ暖かいマフラーを作ることはできませんでした。
ですが、手作りには手作りなりの良さというものがあったのです。


取り出したるは鍋


そして、かんぴょう

<かんぴょうのマフラー煮の作り方>


1.マフラー状に編んだかんぴょうを、たっぷりの熱湯で茹でます。
お好みのかたさになるまで、5〜10分程度を目安にしましょう。


2.茹で上がったかんぴょうは、ざるに取ります。


3.だし・醤油・砂糖などで煮汁を作り、茹でたかんぴょうを煮ます。


4.かんぴょうにしっかりと色が付いたら、皿に取り出しましょう。
煮汁を吸ったかんぴょうは重たいので、両手で箸を使い、
二刀流でがんばりましょう。


5.かんぴょうのマフラー煮の完成です。


出来上がったマフラー煮は、あつあつのうちに切り分けて


七草がゆと一緒に、おいしくいただきました★

みなさんもこの冬は、手作りマフラーで体の中からあたたまってはいかがでしょうか?


人とすれ違うたび、いたたまれない気持ちになりました