[ 短編(1-2回もの) ]
<これまでのお話>こうすけは、もの静かな男の子。友だちからは、女の子みたいとからかわれていた。そんなこうすけは、カタツムリにはオスとメスの区別がないということを知って、インターネットで見つけた願いがかなうという掲示板に「カタツムリになりたい」と書いた。すると、ある日本当に、カタツムリになっていたのだった。
後編「おかあさん、助けて!」
カタツムリになってなんにちかたった。こうすけはだんだんたいくつになってきた。
「ビーズでなにかつくりたいなあ。パソコンいじりたいなあ。」
でも、カタツムリには手もないし足もない。
こうすけはじぶんのへやにいってみた。
すると、おかあさんがこうすけのしゃしんをだいてないていた。
「どんなこうすけでもいいから、こうすけ、もどってきてちょうだい。」
おかあさんは、そういっているみたいだった。
こうすけはおかあさんのそばにいきたくなった。
そしたら、おかあさんのなみだがこうすけにおちてきた。おかあさんのなみだは、すごくしょっぱかった。
カタツムリは、しょっぱいのが大のにがてなんだ。
「ああ、おかあさん、ぼくとろけてしまうよ〜。たすけて〜。」
こうすけが目をさますと、おかあさんがこうすけの手をしっかりにぎり、ベッドのそばでないていた。
おかあさんの手はやわらかくて、あったかかった。
「ぼく、うまれかわったんだね。にんげんに。おかあさんの子どもに。」
もういちど、にんげんになるのもいいかなと、おもえてきた。
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