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えっ!それって常識?非常識!?型破りピアノ講師あんずがお届けする、ピアノや音楽に対するあなたの考えをやわらかくするメルマガです。『講師のホンネ』もときどき飛び出す、ちょっと視点の違う超自己中心的音楽の雑談で、頭をやわらか〜くしませんか?

  • 周期 毎週月曜日
  • 最新号 2008/09/08
  • 発行部数 452
  • マガジンID 0000233751
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2008/09/08

ピアノの常識・非常識!ピアノ講師のホンネ:chapter72.考えるということ

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   ピアノや音楽が、なんとな〜く気になるあなたへ…
     weekly mail magazine
     『ピアノの常識・非常識!ピアノ講師のホンネ』 vol.72('08/9/8)

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   ■□■ 取り扱い上の注意 ■□■
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    このメルマガは、型破りピアノ講師、あんずのひとりごと。
    ちょっと違う角度から見た、音楽の楽しみ方や練習方法などを、
    少しずつご紹介するものです。

    もしかしたら、あなたの中にあるかもしれない、
    音楽への高い垣根を、低いものにできるかもしれません。
    また、音楽に興味がなかったかたは、
    ほんの少し興味が出てくるかもしれませんし、
    ピアノを演奏するかたは、
    試してみたくなる練習方法が出てくるかもしれません。

    でも、『超自己中心的音楽雑記』ですので、
    あなたの音楽生活に、必ずしもお役に立てるとは言えません。
    特に、『正統派』の音楽関係者・愛好者のかたには、
    あまり役に立たない内容です…。
    あくまでも、一つの考え方だとお考え下さい。
    「こういう考え方もあるかぁ。」
    ってね。
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     chapter72.考えるということ

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  レッスンの際に、音楽鑑賞をすることがあります。
  これは、聴く耳を育てること、
  音楽を感じる心を育てること、
  自分の意見を自分のことばでいえるようにすること、
  などが、主な目的ですが、
  世の中には、本当にたくさんの音楽がある、
  ということを知ることも、もちろん大切なことですから、
  折をみて、音楽鑑賞の時間を作るようにしています。


  それとは別に、
  生徒が弾き終わったあとに、質問をすることもあります。
  「ねぇねぇ、今日はどうだった?」
  これは、自分で今弾いた演奏をどう思うか、
  ということを聞いているのです。


  最初は、何も答えられません。
  自分の演奏をどう思うかなんてね、
  そりゃあ、答えろというほうが無理。
  特に、年齢の低い子どもは。

  でも、この質問を繰り返し続けていると、
  音を丁寧に出すようになったり、
  楽譜を丁寧に見るようになったりと、
  結構いい効果が得られるのです。

  音楽鑑賞で、客観的に音楽を聴き、考えること、
  自分の演奏も、きちんと考えながら演奏すること、
  これは、どちらも本当に大切なことです。


  間違いなく弾く、ということに、どうしても神経は集中しがちです。
  この場合の間違いとは、主に音に関するものです。

  「間違いなく弾けたと思います。」
  と返してくる生徒には、
  「何が間違いなく弾けたのかな?」
  と、さらに掘り下げます。
  「えっ?音…です。えっ?間違えたかな…。いや…。うーん…。」
  と悩み始める生徒もいます。

  確かに、音の間違いがないのはいいのです。
  でもそれだけでは、その音楽を間違いなく弾いたとはいえません。
  というか、誤解を恐れずに言うなら、
  そもそも間違いの音楽などないのです。
  少なくとも、私はそう思っています。
  (コンクールなどは、また別です)

  ただし、きちんと楽譜との、その音楽との対話が、
  十分に行われたあとのことですが。


  『ベートーヴェン作曲 エリーゼのために ○○風』
  これが、私の求めている音楽です。
  (○○のところには、その曲を弾く人の名前が入ります)
  原型をきちんと理解し、つまり、作曲者の意図を理解し、
  十分自分の中で消化したあとは、
  自分の色をつけて弾けばいいと、そう思っています。
  それがなければ、みんなが同じ演奏をする、
  ということになってしまいます。

  それは、個性がない、つまらない演奏になります。
  それなら、コンピュータに演奏してもらえばいいのです。


  私たちは、自分の意思、感情、経験、など、
  いろいろなことに影響を受けながら生きている生き物です。
  それらがその人のカラーとなって存在するのですから、
  ○○風があっていいのです。
  つまり、弾く人の数だけあっていいのです。

  自分の音楽を創る、これは、自分の奏でた音楽に対して、
  何らかの想いがなければできないことです。
  なので私は、自分の演奏についての感想を生徒に聞き、
  それを自分で言えるようにしたいのです。


  「強弱がちょっとできていませんでした。」
  そこまでわかればしめたもの。
  できていないところがわかれば、
  そこを気をつければいいのですからね。

  もっとも、的外れなことを言う子もいます。
  強弱はできているのに、できていない、とか、
  たとえば、音の間違いを指摘したとして、
  「どこが間違えていたと思う?」
  と聞くと、まったく違う部分を指差すとか。

  それは仕方がありません。
  それを、きちんと把握できるようにするのが、
  レッスンの一つでもあるのです。
  焦らずに、でも確実に、
  できるようになるまで続けることが大切です。


  いろいろな音楽を聴くことも大切ですが、
  自分の演奏についての感想を聞く、ということも、
  生徒が自分の演奏について考えるには、
  とてもいいきっかけになります。
  何かを考えて、何かを思って弾いていないと、
  感想など言えるはずがないからです。

  「今日の演奏は、どうだった?」
  と聞くことが、やがて
  「この曲について、あなたは何を思う?」
  「どんなイメージで弾きたいの?」
  につながっていくのです。



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 ** 編集後記 **
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   今日も、長いひとりごと、
   最後までお読みいただき有難うございました。


   考えながら弾く、ということを、
   とても難しいことだと思ったり、
   何か特別なことだと思ったりする生徒がいます。
   もちろん、親御さんも含めて、です。

   ピアノを弾くということが、
   日常的ではないことだからかもしれません。
   しかし、ピアノを習っているのであれば、
   ピアノの弾くのは日常的行動なのです(希望的発言)。

   ですから、『無意識の行動』である部分も大きい。

   しかし、そればかりでは、結局進歩がないのですね。

   「今日はちょっと違う道から行ってみよう。」
   と思うから、新しいお店を発見したり、
   とても素敵なお庭を見つけたり、
   かわいいワンちゃんと出会ったりするわけです。

   通勤途中に、そんな悠長なことをしていられない、という場合は、
   休みの日に、たまには散歩をしてみる。
   それは、十分『意識的な行動』であり、
   『考えた上での行動』になるのです。

   考えるということを意識すると、
   必ず新しい発見があります。
   それが、仮にあなたの役には立たないことであったとしても、
   経験という素晴らしい宝物になるのです。


   いつもとちょっと違う角度から、
   ピアノというもの、音楽というものを、見てみませんか。
   きっと、今よりもっと楽しくなる…かも。

   ではまた来週の月曜日に、お目にかかりましょう。
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   ◇発行人:型破りピアノ講師あんず◇happinessmusic_apricot◆yahoo.co.jp
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