[ 昭和一桁 団塊の 先の先を往く! ]

 実は海岸縁に住んでいます。
 歩いて、ものの1、2分で開けた海の姿を眺められる、というのは慣れてしまうと、その贅沢さを忘れてしまうのですが、連休を利用して車で出掛けてくる親子連れを観ていると、それに気付かされます。

 東京で生まれ、一生の大半を東京で過ごしましたから、東京が色々な意味で、一番安心出来る場所だ、という身についた習性は、実は今でも全く変わりません。

 飛行機は余り好きではないし、矢張り車を運転して気軽に行ったり来たりする年齢でもないので、ローカル特急と新幹線を乗り継いで東京へ出ます。

 団塊の世代の友人に『新幹線に3時間も乗って疲れないか?』と訊かれますが、正直なところ、殆ど気になりません。

 時間の長い短いも相対的な問題ですから、条件を定めずに漠然と話しても意味はありませんが、私あべ れいじにとってはちょうどよい感じなのです。

 「東京近郊にお住まいの方々に、改めてお尋ねするのですが…」元もと、東京の人間にとっては1時間前後の、交通機関による移動は日常茶飯事で、余り、どうこう意識するほどの事柄でもない、というのが身についた感覚ではありませんか、少なくとも私は、そうです。

 だから、『3時間』は、ちょっと遠出するといった感じですが、逆に脱日常の感じが悪くないのですね。

 それで、缶ビールでも買って、飲もうかと考えて、ちょとばかりワクワクするのです。読みたかったけれど、読めなかった文庫本に目を通すとか、「日経PC21」の頁をパラパラと開いて、何か参考になりそうなことはないか、とか。

 退屈や、時間を持て余すことなどは、ありません。普段なかなか弄れないPHSのW-ZERO3を少し触り出せば、うとうと居眠りして寝不足を少しでも解消しようか、という目論見は完全に外れます。

 気付いたら、六郷川の鉄橋を通過中で、品川下車なら、そろそろ拡げた小間物を収納し直して、関東地区交通機関用のカード(今ではSUICAか、PASMOだけで済むようになりましたね)をPITAPAやICOCAと入れ替えて、準備したりせねばならない、といったような具合です。

 パワーナビゲーターとも言われる、ウィルコムのW-ZERO3を使っています(とても、使いこなしている、とは言えませんが…)。これについては、これからも折に触れて書くだろうと思います。

 ここでは、上のケースに関して、ちょっとだけ書いてみます。気分によって、i-Podを利用するように、メディアプレーヤーで自分のセレクトした好みの音楽を愉しむ、mpeg形式で録画したテレビの映像をチェックする。原稿を書く、メモを取る。出がけに出来なかったメールを受信する。スケジュール管理(これは出来ても、余りやらない)等々。

 それと「あ、そうだ!これから会う友人との、アポイント時間調整の電話、まだ、だった」と、W-ZERO3を持って客室から出ます。

 これだけのことをやっていると、居眠りする間もなく、列車は間もなく到着、ということになります。さて、乗り換えは山手線内回り、外回り、京浜東北線、中央線、総武線?それとも地下鉄?
 ハイ、お疲れさま。

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