K君
連絡有り難う。
強調して色々書いていますが、別にそれ程大それたことやろうとしている訳でもありません。
それこそ、詩を単なるきっかけとして、それぞれが抱えている問題意識や、自分自身が識りたいことや、知らなかったことを、率直に提出し合って、皆で考えてみよう、ということなのです。
従って、参加者が詩を書こう、という集まりではありません。 詩作品を評論することに限定されるものでもありません。
ところで、先日来二つのドキュメンタリー作品を観ました。
一つは'Manufacturing Consent'、サブタイトル「チョムスキーとメディア」。 それともう一作品「六ヶ所村ラプソディー」 です。
両作品が取り上げているテーマは、互いに直接的に関係があるわけではありませんが、詰まるところ、同じ問題点に収斂するのです。 しかも、それらの問題点は、我々一人ひとりが、好むと好まざるに拘わらず、現在直面している、今日的重要課題です。
それを識るために、そのきっかけを手に入れる努力をすることだけでも、現代の、この世界に生きている一人の人間として、最低の責務を果たすことになると考えます。
私は率直に感動したので、'Manufacturing Consent'のDVDを大枚4,800円を投じて購入して来ました。 これを識らない人に―、観ていない人に観て貰いたい、と考えたからです。
「きっかけとして考える会」は、こういった映像の鑑賞も実現して行きたい、と考えています。
『詩をかくことだけに、エネルギーを費やす時代ではありません』 そんなことをしていれば、この美しかった地球は加速度的に破滅の道に突入することになるでしょう。
先ず、識ることが大切です、そしてその問題について、自分が出来ることをやるべきです。 その「きっかけ」となれば、と考えて、一例として「詩」を掲げただけなのです。
海南市に来て貰って一緒にやるのは望ましいのですが、この会には神戸からの参加希望者もあり、そういう状況を考慮すれば、メールでも、手紙でも、電話でもcommunicationの手段は幾らでもあります。 直接、一堂に会さなくとも貴君の考えを皆に披露する機会はあるわけですし、こちらの様子、資料などを貴君に届ける機会も幾らだってあります。
要は、熱意です、情熱です! それらを参加者がお互いに伝え合う、それこそ「考える会」の目的そのものと言えます。
是非、協力、参加して下さい。
ではまた、お元気で。
12:15 2007/05/29
(注) 以下に、ご案内した著作物の最終段の著者、鎌仲ひとみ氏は「六ヶ所村ラプソディー」の監督です。 5月27日の和歌山市における上映会に引き続き、講演をされました。 余談ですが、チョムスキー作品と関連する質問をしたところ、鎌仲さんとチョムスキー氏の出会いについて、ちょっとしたエピソードを聞き出すことが出来ました。




