エジソンの発明のやり方

生涯で900以上の特許を取得したエジソンの発明手法は一風変わった
ものだった。

まず、アイデアをノートに書く。これは数行程度〜1ページ程度。

次にエジソンはそれを絵に描いたという。

普通、研究者はあまり絵を書くことはしないのではなかろうか?
絵にすることで完成した姿が明確にイメージできるので、実現
しやすくなると思われる。

さらに、そのアイデアが実現したらどうなるかを約10ページ程度
書いたという。

アイデアが実現した社会を何ページにもわたって書くことは、発明の
完成した状態をイメージすることにつながる。これは潜在意識に
落とし込むのに有効と思われる。

この手法により、エジソンは他の科学者が50年研究しても実現でき
なかった白熱電球を3年で完成させたという。

この手法は成功法則でよく言われる、自分の夢をイメージする、
というやり方に非常によく似ている。

海外ではビジョン・ボード、日本では宝地図と言われる手法である。

夢や願望を絵や写真にしてボード(紙でもよい)に貼り付けて毎日の
ように眺めると、潜在意識がそれを実現してくれる、というものだ。

発明も同じやり方でできるというのは興味深い。

宝地図は夢実現のツールと言われているので、研究開発についても
発明・発見を実現するツールになったとしても何の不思議も無い。
研究者も宝地図を使ってみても面白いだろう。


宝地図については、以下のメルマガが参考になると思われる。

宝地図を作ろう!夢実現のための潜在意識活用メルマガ
http://www.mag2.com/m/0000260383.html

[ 医療技術・手術・治療 ]  


オーファン・ドラッグ(orphan drug)は文字通り、孤児の薬。
患者数が少なくて大手の製薬企業がやりたがらない儲かりにくい
薬のことである。

患者数が少ないので、必要量が少なく、ブロックバスターを狙う
ような大手製薬企業にとってうまみは無い。

しかし、オーファン・ドラッグの場合、臨床試験の期間が非常に
短くて済むために短期間で上市できるというメリットがある。

そういう意味でベンチャーが取り組むにはチャンスがある。

特にアメリカは医薬市場で世界の50%程度を占めるので、
アメリカのベンチャーにとっては狙い目である。

米国ベンチャーのGenzyme等はかなり手広くこうしたオーファン・
ドラッグを開発・販売している。

オーファン・ドラッグの中にはタンパク質性の医薬もあるが、
こうした医薬は非常に高価なので、患者数が少なくても1人
あたりの消費額が高額だからそれなりに稼げるようである。

注射薬1本あたり数千円する薬が多い。

中には注射剤1本で150万円くらいするものもあるようだ。
ギランバレー症候群という病気の場合、この注射を月に2本
打たなければならないので、月300万の治療費がかかる。

こうなると普通の家庭では医療費を支払えないところも多いの
ではなかろうか?

日本のベンチャー企業がオーファン・ドラッグのいい薬を開発
することは、経済的な活性化だけでなく、人助けにもなる。

外国に負けないように日本の医薬ベンチャーにも頑張ってもらい
たいものだ。

赤血球を無限に作製

iPS細胞(induced pluripotent stem cells、人工多能性幹細胞)が
話題ですが、こちらは、胚性幹細胞、つまり従来の幹細胞から赤血球
前駆細胞を誘導し、それを増殖させ続ける技術を開発した、という
話です。


理化学研究所バイオリソースセンター(茨城県つくば市)の中村幸夫室長らが
米科学誌プロスワンに発表しました。


iPS細胞に限らず、幹細胞を使う場合、ガン化するという問題があります。
初期のiPS細胞を移植したマウスの子孫は10〜20%がガン化していました。

 これはmycというガン遺伝子を導入する必要があったからです。(現在では
myc遺伝子を除く3つの遺伝子を導入するだけでiPS細胞を誘導できるので、
ガン化のリスクは減っています)


したがって、幹細胞から分化させた細胞を使う場合、全てが分化した
細胞であれば問題が無くなるわけです。


今回の理研の赤血球細胞はまた赤血球前駆細胞なので、幹細胞が全く
含まれていないかどうかはわかりません。


もし、一部の幹細胞が残っているとガン化のおそれがあります。


そこで、理研では最終的な赤血球、つまり、核の無い完全な赤血球作り
を目指しています。


もし、核の無い赤血球だけが作れれば、ガン化のおそれの無い輸血用血液が
作られることになり、血液製剤の問題がかなり解消する可能性があります。


血液が人工的に作られるようになれば献血もあまり必要なくなり、輸血によるエイズ、
肝炎ウイルスなどの感染も減るでしょうね。

バイオベンチャーはそろそろ危ないという話を聞いた。10年の償還期限がもうすぐ来るので、整理されるベンチャーや統合、売却されるベンチャーも出てくるのではないだろうか?

日本のベンチャーは大学の先生が作っているのものが多いが、バイオベンチャーはほとんど赤字と言われている。

赤字ではあっても、大手のファンドが肩入れしている場合は潰すことは無いそうだが、弱小ファンドの場合は、ファンド自体が危ないらしい。ファンドが解散することもありうるだろう。

アメリカのように長い歴史が無い段階で闇雲に数だけを目標にしてベンチャー1000社を立ち上げたが、そんなに早く数を立ち上げる必要が本当にあったのだろうか?

もっとじっくりと腰をすえて本当に優れた技術、マーケティング力のあるベンチャーをしっかりと育てるべきではなかったか?

とはいえ、もう作ってしまった以上後戻りはできない。上昇するか消え去るか?バイオベンチャーにとって正念場にさしかかっていると言えよう。

ここで生き残ったベンチャーはそれなりの実力があると思う。何とか多くのベンチャーが生き残ってIPO(株式公開)まで行って欲しいものだ。あるいはバイアウトでもいいだろう。出口(イグジット)を出て欲しい。

知財のライセンスにしてもそうだが、青色発光ダイオードの赤崎先生(名古屋大)や元阪大総長の岸本忠三先生のように本当の実力者でNature Articleに載るような研究で特許を取り、数億、数十億のライセンス収入を得るのが本来の姿ではないか?

副業的な研究で特許を取って稼ぐには日本の大学教員は現場を知らなさ過ぎるような印象がある。やはり、自分のメインテーマ、もっとも得意とするテーマで世界でオンリーワンになり、一流誌に論文を出し、さらにその前に基本特許を取って、その上で億単位の報酬を得る人が出てきて欲しいものだ。

[ 医療技術・手術・治療 ]  

ES細胞(胚性幹細胞)はどんな組織、器官にも分化できる万能細胞である。

従来は受精卵から作る必要があるため、ヒトの受精卵を壊す、つまり、

ある意味殺すことになり、倫理的な問題があった。

しかし、今回はヒトの皮膚細胞からES細胞を作り出すことに成功した。人工的に作られた肝細胞なので、iPS細胞と呼ばれるようだ。これはinduced pluripotent stem cellの略で、日本語では人工多能性幹細胞と表現されている。

京大の山中伸弥教授が世界で初めて成功した。

ヒトの皮膚の細胞に4つの遺伝子(Oct3/4, Sox2, c-Myc, Klf4)を導入することにより、iPS細胞を作り出した。

これにより、自分の皮膚から自分に移植するための臓器を作れば拒絶反応の無い(少ない)臓器が作れ、臓器移植がより容易になるだろう。

もしそうなれば、臓器を準備しておけば臓器不全で死ぬことは無くなる。つまり、不死に近くなるとも言える。

もっとも、脳だけは幹細胞から作った脳を入れ替えても自分ではなくなることから本当の不老不死は不可能だろう。だが、少なくとも、内臓レベルでは自分の臓器を移植できる可能性が出てきたわけで、ますます平均寿命が長くなる可能性がある。

そのうち、脳のデータをそっくりコピーできるシステムができたりしたら、本当に人類は不老不死になってしまうのではなかろうか?

そんなことを考えさせられる山中先生の発見だった。

 

[ 研究者 ]  

末は博士か大臣かと言われ、エリートの代表のように言われていた博士だが、最近ではポストドク1万5千人以上となり、博士の行き場がポストドクしか無いような状態になってきている。もちろん、期限付きで将来何の保障も無い職である。

一説には、アカデミックポストが100人程度に対して、求職希望者(ポストドク)が1万5千人いるという状態である。

 最近では40歳台のポストドクも珍しくない。

だが、そういう人達はその次のポストドクのポストが無いことも多い。

すると、海外に出たり、大学の技官として採用してもらうケースもある。

助手の場合も、任期付きの助手の場合だと、任期期間中は助手の身分だが、その間に成果が出ないと、またポストドクに戻る、というケースもある。

ポストドクが企業に行かない理由として、企業はあまりいい研究ができない、と思っているのではなかろうか?

だが、実際には、企業からノーベル賞の研究が出たり、学会賞になったりもしている。江崎ダイオードはソニー、カーボンナノチューブは三菱、青色発光ダイオードも日亜化学、と、世界のトップクラスの研究成果も企業から出ている。

ポストドクで好きな研究を続けるか、企業で与えられた環境で優れた研究をするか、自信があれば、前者を選ぶのだろうが、今後は競争が非常に激しいので気軽に博士課程に行くとその後かなりのリスクを背負うことになる。

 博士課程に進むのであれば、最初から画期的な大テーマを目指すのではなく、論文が書けるテーマのところに行き、まずはパーマネントポストを得てから冒険をするのも一つの方法だろう。

あるいはネットビジネスをやりながら研究をする、というのも選択枝に入れておけば、万一論文が出なくても、ずっと研究生を続けることは可能である。40歳を超えて、論文が出そうもない場合は、以下のネットショップの成功事例を検討するのも一つのやり方かも知れない。

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ウマの全ゲノムが2月に解読され、インターネットで公開されている。

 これで、競馬で勝てる競走馬が作りやすくなる、と期待する向きもある。

 獲得形質は遺伝しない、という原則があったと思うが、先天的な素質というのはあるようで、足の筋肉や心臓能力、精神力(気質)等は遺伝的に決まっているのかも知れない。

とすれば、遺伝子の組み合わせで優秀な競走馬ができてくる可能性はある。

 日本でも牛の霜降りに関する遺伝子はいくつか研究例があり、不飽和脂肪酸の量が関係しているという説もある。

 牛やウマの遺伝子解析で本当に早い競走馬や霜降りの高級牛ができるのもそう遠くない未来かもしれない。

霜降りの牛肉が安く手に入るのなら歓迎すべきことだろう。

もっとも、人の学力や運動能力に関する遺伝子が見つかったら、天才的な頭脳を持つ科学者や、天才アスリートが生まれるというのはどうかと思う。独裁国ではそうしたことが行われるおそれが無いとは言い切れない。

 化け物のようなプロレスラーやK−1ファイターが続々と出現するとオリンピックや格闘技もつまらなくなるように思う。この辺りはドーピング等が厳しいので、遺伝子操作で人口的に作られた天才は出場できなくするとかの措置が取られるのかも知れない。

いずれにしても、できることが多くなればなるほど、新しい楽しみとともに、悩みも増えるものだ。でも悩みは解決できるので問題ない、と信じたい。

今日の日経産業新聞によると若者の理系離れが加速しているという。高校生の半数以上が文系志望となっている。

給料面で見ると、確かに研究者は一時期は文系の銀行、商社と比べ半分くらいになる時期がある。大体35歳の場合、銀行、商社の課長は年収1500万円に対し、研究職は700万円台のケースもある。(もちろん会社によるし、上記はバブルの時期の話なので今は変わっている可能性もある)

 それを考えると、理系の研究者になって安い給料で働くよりも、文系で就職して高給をもらいたいのは当たり前といえば当たり前のことである。

 だが、銀行などの場合は早期に肩たたきにあい、50くらいで出世していなければ、子会社へ出向など厳しい面がある。これに対し、製造業はそうした出向は少ない。

また、研究者の中にはいい成果を出しても正当な人事評価を得られずに低賃金に甘んじる人もいる。中村修二さんもそれで会社を出た面がある。

 しかし、あの判決をきっかけに企業も特許の補償金規定を改定し、かなりの高額報酬あるいは、無制限の報酬を得られる状況になってきている。

 実際に報奨金数千万円をもらう研究者も出てきている。

今後はベンチャーでもストックオプションが普通になり、一発当てれば数十億をもらって若くしてリタイヤというコースも出てくると思われる。アメリカでは3年程度ベンチャーで必死で働いて製品を出し、ストックオプションで数十億の資産を築くケースも多い。

 そうした事情も考え合わせると、研究職というのは非常に有望な職種だと思うのだが。 

 

近視を矯正する方法としては、コンタクト、メガネが一般的だが、レーザーにより、角膜を削り、近視を矯正することができる。

 最近では、10万円台でできる病院も出てきており、また、ローンも組める、医療保険も一部使用可能ということでかなりの人が利用するようになってきている。私の知人もこれで近視を矯正したら非常によく見えるようになったという。

 なので効果は高いのだが、角膜を削るわけでこれは復活することはできない。つまり、将来もっといい手術方法が開発された場合に角膜を復活させ、その手術でやり直すということはできない。

私も最近近視気味なのでレーシックも選択肢の一つなのだが、このことを考えるとちょっと躊躇する面もある。

 白内障の手術の場合はレンズも破壊して新しいレンズを入れる治療になる。こちらはまだまだ先の話である。

 レーシックについてもっと詳しくはこちらから見ることができる。

 レーシックで視力回復

日照時間により開花する花としては菊が有名だ。

 菊の栽培には、光をさえぎるござを畑の上にかけたり、あるいは電照して日長を調整して季節はずれの時期に花をさかせるなど多くの手間をかけている。

 この花をさかせるホルモンがあるはずだ、と皆が考えていて、花成ホルモン、つまり、フロリゲンは世界中の植物科学者達が必死になって追求していたテーマだった。

 それが、ついに解明された。それも日本の研究者によってである。

 東大でも京大でもなく、奈良先端科学技術大学院大学の島本功教授のグループがイネの遺伝子Hd3aに緑色蛍光タンパク(GFP)を連結してその挙動を調べたところ、葉で作られたHd3aタンパク質が芽の部分に移動することを突きとめた。

 他にこのような動きをする物質が無いため、このHd3aタンパク質がフロリゲンの最有力候補というか、ほぼ間違いない、と言っていいだろう。

 この研究テーマはノーベル賞になってもおかしくないテーマであり、大望を持つ科学者のかなりがこれをやっていた。

しかし、いろんな経路から多くのシグナルで栄養成長から生殖成長に移行する例が他の生物では見られたことから、必ずしも1つだけのシグナルでは足りないという考えもあった。

 だが、今回の発見はその考えを覆すもので、非常に画期的である。

さらなる発展を期待したい。