「韓通信 第15 2007年11月16日」

史の真実と治安維持法 

福田康夫氏が理になってから初めてアメリカを訪問するという。今日はブッシュとの首脳会談、19日はシンガポルでの東アジア首脳会談に加しそうで、際舞台に本格的にその姿を現すことになる。

アジア外交を重視する福田理だが、何より日米係を最も優先せざるを得ないだろう。安部理の退場後、外交政策において一するような化が見られるだろうと報道する韓の言論もあった。だが、それほど目立ったことは起こっていない。

しかし、日本は少しずつわっていると思う。靖問題を政治的に利用しようともしなかれば、再び島の問題で両国間に摩擦を引き起こそうとする動きも見えない。って昨年より音も無く、韓日交流は順調に進んでいると見てよかろう。

ただ政わったといえ、北朝鮮との係は生ぬるい態に止まっているとしか言いようがない。北米係の進展によって東アジアに和解ムドは定着しつつあるのに、なぜ日本は硬路線に囚われているのだろう。拉致問題はテロ支援解除の問題とは係ないとアメリカから言われているにも、どうして拉致問題の先決ばかりを主張するのだろう。

北朝鮮が話の扉を開くと、アメリカはさっそくそれにじる子を見せた。そのような和解ムドは、ピョンヤンでの二回目の南北首脳会談にがり、先月ノムヒョン大統領と金正日委員長の作成した協議文を移行する段階として、今ソウルでは南北談が開かれている。

日本の外務次官は、アメリカの係者から「日本の憂慮は理解する。しかし、拉致問題は(北朝鮮のテロ支援)解除の前提ではない」というアメリカの意思をはっきりえられた。あくまでアメリカの心事は核問題である。核無能力化に相する形として「テロ支援解除」の問題を真剣に考えているわけだ。そして世界はそれに注目している。

しかし、日本はしきりにアメリカを訪問し、アメリカを得しようとする。しかもアメリカに自衛隊の撤退と駐日米軍の予算削減の問題を提示し、綱の引き合いをしている。平和を願う世界の人は、北朝鮮の核無能力化が現されるかどうかと目を注いでいるのに目先のことに拘っているだけだ。 

はたして拉致問題が優先すると言えるだろうか。この問題をどう解決し、日朝係の進展にげるべきなのか。

日本は、北朝鮮とも係を回復しなければならない義務があると思う。過去を真実として振り返らなければならない史的責任があると思う。最近治安維持法で牲された小林多喜二を考える機に、またその治安維持法で時死刑された朝鮮人のことを聞いて驚いた。

そのことについては伊豆先生の韓訪問の時、初めて耳にし、民族芸術究所の茶谷十六さんからも聞いて衝えた。多喜二が治安維持法で特高に拷問され、殺害されたように多くの朝鮮人が酷な拷問に苦しまれている。ところで日本人は治安維持法で死刑まで下された人はいなかったのに、朝鮮半島では多くの朝鮮人が無期懲役の象になり、死刑判決で命を失ったわけである。 

なぜこのように朝鮮人がもっとも過酷な弾圧を受けなければならなかったのだろう。治安維持法違反で牲になった小林多喜二と、死刑された朝鮮人らの思想の根底には何か共通のものが流れていたのだろうか。

「赤旗」には次のように書いてある。

同法違反で逮捕され、虐殺獄中死したのは本では、約2000人ですが、死刑判決はでていません。 

しかし、朝鮮では、「28年、実総督狙事件で2人に死刑判決」「30年、530共産党事件で22人に死刑判決」「33年、朝鮮革命党員徐元俊事件で1人に死刑判決」「36年、間島共産党事件で被告18人に死刑執行」「37年、山事件で5人に死刑判決」「41年、治安維持法で5人に死刑判決(第1審)」などの例があります。<略> 

「朝鮮ノ立ヲ達成セムトスルハ我帝領土ノ一部ヲ窃シテ其ノ統治容ヲ質的ニ縮小シ之ヲ侵害セムトスルニ外ナラサレハ即チ治安維持法ニ所謂体ノ革ヲ企スルモノト解スルヲ妥トス」(新幹会鉄山支部設置にたいする治安維持法違反事件、30年7月21日、朝鮮督府高等法務院判決)「「しんぶん赤旗」2006年9月20日」

日本は植民地での立運動を日本帝覆する陰謀として看做し、朝鮮人は極刑にしたのだ。小林多喜二の遺体の写真からも想像されるのだが、朝鮮人への弾圧が如何に忍極まるものであったか言及するまでもない。

小林多喜二の作品には、朝鮮人労働者が如何に悲な待遇に苦しんでいたか想像できるような場面が生しく描かれている。 

近所に建っている監獄でいている囚人の方を、皆はかえって羨しがった。殊に朝鮮人は親方、棒頭からも、同じ仲間の土方(日本人の)からも「踏んづける」ような待遇をうけていた。「蟹工船」

立運動の可能性を恐れた日本帝主義の朝鮮人への弾圧は、言葉で形容できないほどいものであったに違いない。多くの朝鮮人が治安維持法違反という口で特高に連行され、られ、酷い拷問に意識まで失って行っただろう。多喜二の「一九二八年三月十五日」での況は決して日本だけのものではない。吉らへの暴力と抑は同じく、いやもっと酷く朝鮮人に繰り返されていたのではないか。それに多くの朝鮮人家族は極度の恐怖と不安に体を震わせていたはずだ。

「日本国内では、28年から38年までの間に治安維持法違反で無期懲役を言い渡された者はわずか1名だったが、朝鮮では39名に上っている。懲役15年以上の刑について見ても、日本が7名であるのにし朝鮮は48名となっている」(水野直樹「日本の朝鮮支配と治安維持法」)という証言はそれを十分裏付けてくれる。「一九二八年三月十五日」で拷問を受け、悲鳴を上げる渡の、それは朝鮮人のでもあったのだ。

治安維持法違反で死刑された朝鮮人のことについては徹底的に究明する必要があると思う。それこそ過去の真実をそのまま受け入れることであり、史の訓を改めて認識することでもあろう。

韓日文化交流は、このように過去の真実を率直に語り合うことによってより深まっていくのではないか。その点から見ても、日本は北韓と言われる北朝鮮とも係回復に積極性を見せなければならないと思う。

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最近伊豆利彦先生が10月13日韓日本語文学会(全州大)での講演(帝主義と文)と韓ご訪問の感想をこめ、「韓と小林多喜二」という見出しで「赤旗」に報告されているらしい。

まだその容に接したことはないが、先生は518民主化聖地も直接訪れ、色考えられたに違いない。

「20年前に刊行されていたハングル版「蟹工船」」(「しんぶん赤旗」2007年9月18日)の報告者茶谷十六は、その紙面で「私はいきなりハンマで頭をられたような衝を受けた。頭の中がっ白になったような態で長い時間をすごしていた」と述べた。

史の真実が明らかになったとき人間は感動をえずにはいられないだろう。

日本の皆さん、お体にをつけ、元にお過ごしください。   

      発行者 金正  http://kjh.rakurakuhp.net/