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2008/08/27

◆HBRを読みこなす![099号]〜中国とインドについて勉強しませんか?2

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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.099 ┓
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中国とインドが仲良くなります。我々はどうすればいい?

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記事名:中国とインド 2国間シナジーの力学
掲載号:2008年7月号 収益力の経営
著者:ハーバードビジネススクール教授 タルン・カナ氏
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●前回のまとめ

中国やインド等の経済発展目覚しい国に対して、
脅威ばかり感じていませんか?

確かに、日本から見ると、色々と隣の中国は難しい国に思えますが、
両国の現状と向かう先を正しく認識することからはじめましょう。


例えば・・・

人口は中国の13億人に対し、インドは11億人。
国民一人当たりの購買力は、中国85万円に対し、インド42万円。
GDP成長率は、中国11%に対し、インド9%。

中国は公益優先で個人の財産権は後回し。インドは私有財産は不可侵。
だから、中国は大規模開発が可能で、インドのインフラ整備は遅れています。

※ その他の特徴は、前号を参照してください。


●今日の問題

今回は、中国とインドの歴史と、これから向かう先について勉強します。


【中印の歴史】

◆争いの歴史

1962年に中国・インド間で流血を伴う戦争が勃発し、
それまで友好的だった関係は一気に悪化しました。

国境に軍隊を配備し、にらみ合いが続いたのです。


この状態は、両国政府が、国ではなく、貧困と戦うことを決意するまで続きました。


◆接近する両国

ここ数年、両国は新しい関係を築いています。

政治面では、中国がインドの国連安保理の常任理事国入りを支持したり、
両国の軍隊は、合同演習を行っています。

2006年7月には、中国とインドの国境で、歴史的な出来事がありました。
(ただし、世界でこのことを知る人は少ないです)

チベットとインド側のシッキムを結ぶナトゥ峠が44年ぶりに
開放されたのです。

これは、両国の関係改善が最高潮に達していることを表しています。


国だけでなく、一般の人々の反応もそれに寄り添っています。
文化的・宗教的な結びつきも復活しており、2012年からは
ナトゥ峠の通行が許可されるので、国境を越えて巡礼する人も増えるでしょう。


◆経済の交流

1990年代には、中印貿易は2億5000万ドルだったのが、2006年には130億ドル。
年間成長率は50%を上回る見通しです。

パートナーシップの確立を望む両国の姿勢は、頻繁な政府高官の行き来を見ても
明らかです。


◆世界の見方

ところが、この世界の経済の新たな枢軸を、素直に認める人は少ないです。
中国とインドでは、協力などおよそ不可能であり、競争のみが生じると
多くの学識者やコンサルタントが述べています。

確かに、インドは中国がパキスタンを支援していることが不愉快極まりなく、
インドがチベット難民を受け入れていることが腹立たしいのでしょう。

別の視点からは、中国とインドは経済的なライバルであり、両国の間で
資源をめぐっての競争もあります。


これらから考えると、中国とインドが協力し合うことなど考えられません。
役員室では「インドは中国に追いつけるのか」が話題になって、
インドと中国の協力に関して論ずる人はほとんどいないのが現状でしょう。


ただし、今後10年の間に、中国が世界一位、インドが世界三位の経済大国に
なるということを疑う人は少なくなってきています。


◆(論文の)筆者の見方

両国はいまや、国境紛争よりも、国内への食糧供給を優先しています。

これは、両国が仲良くなるということではなく、利害が一致し急速に
仲良くなる中で、敵意や疑念が小さくなっていくということです。
実態はそうなってきているのです。


中印は、それぞれ異なる入り口から、グローバル経済に参加しました。
そして、相互補完的な強みを身につけたのです。


これら両国の資源と能力を使い分ければ、中国やインドの企業と
同じくらい簡単に、さまざまな強みを身につけられるのです。

インドと中国の協力に向かう現状を正しく把握し、企業の戦略に
落とし込むことが大切なのです。



●次回

これらを使い分けて、成長している企業の事例を分析します。



===今回の教科書===========================================

ハーバード・ビジネスレビュー2008年7月号

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◆編集後記

こんばんは、小田まさとです。

北京オリンピックが閉幕しましたね。
選手の皆様、どうもありがとうございました!

メダルに届かなくたって、入賞だって、そもそも出場することだって
ものすごいことですよね。

過去に、小学校の同級生が陸上の選手として出場していましたが、
ただただ、力を出し切れますように、と祈ってしまいます。


さて、今回の北京では、ミサイルが何発も打ち込まれて、晴天が
作られていましたね。。。

日本でも、偏西風の影響か、オリンピックの直前に雨が続き、
オリンピック期間中は全部晴れ。オリンピックの直後から
雨が続いています。

あまり変なものを降らさないでほしいなぁ。


自然を大切にした、自然との共生をテーマにした五輪を
開催してほしいものだと思います。

もし東京に誘致されるのなら、環境を大切にした、日本的な
省エネ五輪にしましょうね。



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今号も、最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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