■勝汰章の著作刊行本
「笑顔になるための246のことば」
悲しみを乗り越える時に・・・
夫婦/恋愛/会社、仕事/子供/家族/友情、信頼/お金/
お金/病気、事故/生と死/挫折/セックス/男と女/今/
2030年までの生誕月による運勢鑑定付
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31865654
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■中古車屋探偵 雪田正三の殺人日記1 まぐまぐTOPより
東京 福岡 マニラを結ぶ怨念の復讐連続殺人 前代未聞の車爆破トリック
http://blog.mag2.com/m/log/0000239491/?YEAR=2007&MONTH=10&DAY=15
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■中古車屋探偵 雪田正三の殺人日記 2
溶けない死体 (日光、京都を結ぶ死体移動のトリック)
※あらすじ
日光の中禅寺湖のほとりで足首だけの死体が発見された。
丁度、そのころ、横浜の精錬工場でも、溶けないで残っている手だけが発見された。
その二つの人間の死体の一部は、同一人物と断定された。
長いあいだの友情が殺意に変わる・・・
妹を思う姉の姉妹愛が殺意へと・・・
日常の闇に潜む、人間の深層心理が悲しい。
信じていた人に裏切られることは何と悲しいことか・・・
※登場人物
・雪田正三 中古車店、プラスワンオートのオーナーでありながら、探偵を副業と している。
・岩崎雄一弁護士 雪田の高校の同級生。のんきだが、雪田の良きアドバイザー。
・新開徳治刑事 定年間じかの多摩西部署の警部補。独特の勘が鋭い。酒好きで、 女に弱く涙もろい。
・新藤翔 雪田の店の社員。車の構造についてのエキスパート。
・今野平太郎 日光南警察署の刑事。新開刑事の知り合い。
・木村竜彦 木村自動車解体の代表。雪田の友人。
・野上幸則 南の中学から高校までの同級生。レストラン経営。事件の中心人物。
・安永恵理子 野上の彼女。野上の店の店員であり、野上を信頼している。
・南 紀夫 南と長年の付合いがある。事件の発端となる人物。
・久米泰典 小さなミニコミ誌の記者。殺人事件には興味がある。
一章 死体発見
二章 いびつな友情
三章 殺意
四章 不思議な関係
五章 トリック
六章 謎
■ 一章 死体発見
日本国内においては、年間の新車販売登録台数は、約550万台
さらに、中古車の販売登録台数は、約300万台である。
その中において、使用済み車・・・つまり・・・解体車は、年間に約400万台が処理されている。
乗用車やトラック・バス等も含まれているが、大半は自動車解体業者の手によって処理されている。
解体適応車種であっても、一部の車は、諸外国・・・大半は発展途上国へ輸出されているのが現状である。
これだけの車が国内において流通しているのである。
国内の自動車解体業者の数も推計ではあるが3000社はあると言われている。
「雪ちゃん・・・助けてくれよ・・・車が壊れてしまったよ・・・何とかならないか?」
と、朝一番で、岩崎弁護士からの電話であった。
「故障?どこで・・・どうしたんだい?」
「日光だよ・・・休暇をとって日光までドライブしていたんだよ・・・そしたら、急にエンジンがかからなくなってしまった。何度セルを回しても、うんともすんとも駄目だよ。さっぱり原因が分からない・・・一応、点火系のチェックはしたけど・・・ガソリンもあるし。バッテリーもフル充電だし・・・困ったよ・・・日曜日で、整備工場もやっていないし、こんな田舎だと近くにはディーラーもないし・・・何とかならないか?」と、電話の向こうで情けない声を出している。
「そんなこと言われても・・・見ないと何とも言えないよ。ディーラーを探してよ。近くにないと言っても、日本なんだから・・・」と、あきれた声で言うと。
「何だよ・・・冷たいな・・・エンジンがかからないと凍えて死んでしまうよ。気温は零度に近いんだ。何とかしてよ・・・このあたりに知り合いはいないかい?」
「いないよ・・・日光なんかに知り合いはいない。中古車屋ならいるけど・・・で、日光のどこなんだい?」
「カーナビで見ると、中禅寺湖の裏になるよ。寒いよ・・・誰もいないし、車も通っていない。故障してから1時間になるけど、通った車は一台もいないよ。ちょっと、冒険で裏道に入ってみたけど、そんなことをしなければよかった・・・何とかしてよ。雪ちゃんから買った車だよ、それぐらいしてくれてもいいだろう・・・」
「とにかく、携帯電話の電池がなくならないようにしてよ。11月でも遭難する人がいるからな。何とかしてみるけど・・・保険会社には電話したのかい?保険会社ならレッカーの手はずをしてくれるはずだよ」
「保険・・・お金がもったいないから、人身と対物しか加入していないんだよ。まさか、車が壊れるとは思っていないし、去年買った車だよ・・・そんなに早く壊れるなんて考えていないよ・・・」
「何を言っているんだい。去年の車かもしれないけど、新車からだと8年たっているんだよ。どこかが壊れてもおかしくないだろう・・・何で保険代をケチるんだよ・・・本当に・・・」
「そんなこと言われても・・・何とかしてよ。寒いよ。死にそうだ・・・」
岩崎弁護士は、一人でドライブするのが好きなのは知っていたが、日光の山奥の裏道で壊れるとは何という運のなさだろうと思った。
確かに、日光の11月の朝は寒い。
何でも、渋滞をさけて早朝に出発したということであった。