■勝汰章の著作刊行本
「笑顔になるための246のことば」
悲しみを乗り越える時に・・・
夫婦/恋愛/会社、仕事/子供/家族/友情、信頼/お金/
お金/病気、事故/生と死/挫折/セックス/男と女/今/
2030年までの生誕月による運勢鑑定付
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「えぇ、野上の友人です。それと、恵理子さんも知り合いということで、当日、恵理子さんと一緒に車に乗っていたという男です。南紀夫と言うそうですが・・・」
「恵理子と一緒に?」
「何か誰かに貸すお金を運ぶために同行したということです」
「それで疑われているということですね?・・・」
と、岩崎弁護士は、僕から聞いたことの大半を三浦真紀に話してしまったのだ。
「三浦さん、僕が話したことを恵理子さんには言わないで下さい。あくまで、今の段階の捜査状況ということです。もし、恵理子さんに話してしまうと悲しむと思います。どうか、約束は守って下さい」
と、自分ことは棚にあげていた。
三浦真紀に話したことで、三浦真紀は知らなくてもいいことを知ってしまった。
そっちのほうが、どんなに悲しいのかということを岩崎弁護士は考えてもいなかったのだ。
「そういうことですが、これから食事でもしませんか? 仕事も終わったので?」
「いえ・・・今日は帰ります・・・」と、三浦真紀は、複雑な顔をして足早にその場を去った。
岩崎弁護士が、三浦真紀に話したということで捜査がかく乱されていくのであった。
つまり、三浦真紀が妹の安永恵理子に話してしまったということだ。
それによって、捜査状況が野上にも伝わることになる。
そんなことも考えないで岩崎弁護士は、捜査状況を話したということと、その後、三浦真紀から、しつように捜査状況について尋ねられることになり、警察の動きの大半は洩れることになる。
岩崎弁護士も、三浦真紀に好意をもっていたのであるから、ある意味において好かれようとしていたと思う。
結局、三浦真紀からの連絡のたびに、僕から聞いた事件の情況を話すことになった。
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