[ バレエ ]

             @もくじ@

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■2008年5月5日 ローズ・アダージオ バレエ公演 出演者募集!

■バレエショップ ピルエットからお知らせ

■『ドン・キホーテ』とバレエ

■プティパのドン・キホーテ

■バリエーションの話 キトリとバジルのバリエーション

■おすすめバレエムービーPickUp

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★2008年5月5日 ローズ・アダージオ バレエ公演 出演者募集!

会場 北とぴあ つつじホール 

詳細はホームページをご覧下さい。 http://roseadagio.com

 

★バレエショップ ピルエットからお知らせ

今月のめるまがはバレエ『ドン・キホーテ』について。ピルエット音楽館(http://pirouetteballetshop.seesaa.net/)ではおすすめCDをご紹介しています。

 

★『ドン・キホーテ』とバレエ

 スペインの作家セルバンテス(1547-1616)の傑作『ドン・キホーテ』は、当時流行していた騎士道物語に夢中になった初老の下級貴族であるドン・キホーテが、物語と現実を一緒くたにして妄想の世界に入り込み、やせこけた馬ロシナンテとお供のサンチョ・パンサと共に、騎士道を実現すべく、旅に出るというお話。

 理想に向かってまい進するドン・キホーテと、現実的で常識の域から脱しないサンチョ・パンサの二人は人間の性質の二つの相反する側面を現しています。

 老いてもなお理想を追い求め、厳しい現実に打ちのめされながらもあきらめずに志を貫き続けるドン・キホーテの姿は、当時から読者の圧倒的な支持を受け、今日に至っています。

 『ドン・キホーテ』を題材にしたバレエは1767年ウィーンでノヴェールによって演出・振り付けされたものから1801年パリでルイ・ミロンの手によるもの、1807年チューリヒで、フィリッポ・タリオーニ、さらに1850年ベルリンで息子のポール・タリオーニの手によるものと多々あります。

 ロシアではディドロ、ヴェストリス、プティパといったフランス人のバレエマスター達によってモスクワやサンクトペテルブルグで大成功を収めました。今日伝えられているものはプティパのバレエを元にしたものですが、キトリとバジルのエピソードは『ドン・キホーテ』という作品の中のひとつのエピソードに過ぎないのです。

 

★プティパのドン・キホーテ

マリウス・プティパ(1818-1910)は一時期マドリッドで職を得ていた関係で、アンダルシアのジプシーダンスなども研究していました。1869年モスクワで初演されたプティパの『ドン・キホーテ』はその時の経験をふんだんに生かしたものです。町娘キトリと床屋のバジルのエピソードを描いたこのバレエは妖精物語とは別の、一般大衆をモデルにしたバレエという、それまでに無い新しい試みでした。

この初演版ではまだドン・キホーテが妄想の中でキトリとドルシネアを混同するという場面はありませんでした。このときの振り付けは多様なスペインのダンスを取り入れた、変化に富んだものでしたが、どちらかというとクラシックバレエというより、パントマイムに振り付けがついたものといったものでした。

1871年サンクトペテルブルグで再構成され上演された折にはキトリ−ドルシネアが同一人物として登場するようになり、森の妖精たちの場面が拡張されました。その結果モスクワの初演当時のものよりさらに洗練され、アカデミックなバレエの形式に近づきました。ドン・キホーテの描き方も、単なる頭のおかしな老人という描き方から正義の妄想に取り付かれた哀れな男という人物像へ昇華され、作品の完成度を高めました。

 

★バリエーションの話 キトリのバリエーション

 現実の女性ということでキトリのバリエーションは比較的親しみやすいのではないでしょうか。全幕を通して、アクロバティックな跳躍が多く、技術的には難しい振り付けですが、繊細さの要求される振り付けではないのでロマンティックバレエよりキャラクターの得意な人向きです。

 バジルのバリエーションはやはりスペイン風のポーズがたくさん入っていますが、こちらも回転、跳躍を見せるバリエーションです。キトリと同じくキャラクターの得意な人向きです。はっきりいって、粗の見えにくいバリエーションといえるでしょう。衣装にしても黒のタイツで、王子のバリエーションのように足の外旋(アンデオール)が足りなくても、足の形が多少悪くてもそんなに目立ちません。

 どちらのバリエーションも芸術性を追求するとすればいくらでも難しくなり、ただのエンタメで終わろうとすればそれなりに見られてしまう振り付けです。さて作者の本当の意図はどっちだったのでしょうか。いずれにしても社会風刺ということを抜きには『ドン・キホーテ』は成り立たちません。ただの馬鹿老人と軽薄な男女の物語になってしまいます。このバレエが面白くなるかどうかはキトリ、バジルのふたりがその点を踏まえてかつユーモアのある演技ができるかということにかかっているといえるでしょう。

 

★おすすめバレエムービーPickUp

マイヤ・プリセツカヤのキトリのバリエーション。

http://youtube.com/watch?v=R49Z4SBjNPw


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