@もくじ@
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☆バレエショップ ピルエットからのお知らせ

☆ベジャールのバレエ

☆春の祭典

☆ボレロ

☆孤独な男のためのシンフォニー

☆おすすめビデオクリップ

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■バレエショップ ピルエットからのお知らせ

 

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします!

2008今年もますますバレエ三昧の年になりますように!!

■ベジャールのバレエ


 昨年末にバレエ界の巨匠モーリス・ベジャール氏が他界されました。ファンの方も、そうでない方も、バレエに興味のある方なら、その作品を一度は見たことあるはず。きらびやかなチュチュではなく、稽古着であるレオタードを衣装に、劇場の舞台だけでなく、その何倍もある広さの競技場で作品を発表したりと、バレエを単なるブルジュワの楽しみから、広く一般の人々へ開放したという偉業を成し遂げた人でした。今回は、ベジャールの主な作品について取り上げてみたいと思います。

■春の祭典


1959年12月8日、ブリュッセルで初演され、ベジャールの代表作のひとつに数えられることになるこの作品は、ストラヴィンスキーの『春の祭典』に振付けられたものです。鹿の交配の様子から想を得たという、非常に原始的で官能的な作品です。「個人的な感情をことごとく抑え、ぎりぎりの線で動物のように見えて欲しい…」、というのが振付けた当時のベジャールのイメージだったということですが、そのためにはダンサーを超える圧倒的な力の支配が必要で、その支配者が自分であったというわけで、指導者としてかなりのプレッシャーを抱えて仕事をしたと語っています。

女性と男性が同数ということもこのバレエの特徴です。古典バレエのように女性ばかりのコールドバレエというのは彼のイメージする、種の繁栄に向かう生命力を表現しえないというわけです。

当時の映像を見ると、「圧倒的な支配者」であったベジャールの存在を強く感じます。この振り付けが単なる音に合った順番ではなく、ベジャールのイメージする効果を発揮するためには、振付家にかなりのカリスマ性が必要だったということでしょう。そしてそのカリスマ性とは、ベジャールの強い「思い」から出て来たのでしょう。

■ボレロ


1960年にブリュッセルで初演。この作品は映画『愛と哀しみのボレロ』にも出てきて、ベジャールの振り付けの中で最も有名になったものです。最初は女性に振付けられたのですが、18年後の1979年にジョルジュ・ドンがパリで初めて男性として中心を踊りました。周りを取り囲む男性ダンサーは女性ダンサーへ変更されたということですが、今ではやはり男性ダンサーが囲んでいます。


女性の役を男性が継承したことでこのバレエの意味が変わりました。当初巫女のはずであった中心の女性は性が変わったことで異教の神かディオニソスのような存在に、つまり神に代わって語る巫女から神自身へと変化したのです。

曲は全編に亘って同じ旋律の繰り返しです。マイヤ・プリセツカヤは、そのために振り付けを覚えられず苦労した、と語っています。

ベジャールの数ある振り付けの中でも、その中の代表作といわれるものの中でも、この作品だけは特別な気がします。そしてそれは女性が中心を踊っていたのを男性が踊るようになったということがそのことを決定しているのです。ドンの踊るボレロはヒンドゥー教の破壊と創造を司るシヴァ神を思わせます。「ボレロ」は、特定の宗教の枠にとらわれない、現代人のための儀式だといえると思います。人間の根源的なものに触れるための…。


■孤独な男のためのシンフォニー

このバレエは1955年7月26日にパリのエトワール劇場で初演されました。ピエール・アンリ作曲のミュージック・コンクレートに振付けられたこの作品は、振付家ベジャールとしての原点の作品であるといえるでしょう。

ミュージック・コンクレートとは録音技術を使った電子音楽の一種で、世の中に存在するあらゆる“音”を電子的に変質させて作ります。今ではめずらしくなくなりましたが、当時は画期的な音楽だったわけです。そしてピエール・アンリはその先駆者のひとりです。

“むき出しの舞台にレオタード姿の男と女、そして上からは綱が降りている。その綱を伝って男は逃げ出そうとする。何から?自分の運命から、そして人生から。しかし決して成功することは無い…。”

というのがこのバレエのテーマです。それまでのバレエとは全く違う、新しいスタイルの革命的な作品でした。ただ残念なことに、当時まだ無名だったベジャールはシーズン・オフに劇場を借りて上演したので、新聞の批評は良かったにもかかわらず、観客は来なかったそうです。その後次第に成功したベジャールは、この作品をいろいろな場所で上演し、今では彼の代表作として数えられるほどになりました。何でも物事がなされてしまえばそれが当たり前に見えてくるものですが、それまでには作り手の並大抵ではない情熱と努力がいるものなのですね。そして一般の観客が、そういった初めての瞬間に遭遇できるということは滅多にないということでしょうか。

このバレエは音楽の著作権などの問題でなかなか映像が見つかりません。たまに断片的にベジャールやダンスのドキュメンタリー・ビデオなどに挿入されています。機会があったら、ぜひ見てくださいね。


■おすすめビデオクリップ

「祭典」のビデオです。

http://www.youtube.com/watch?v=UZL4PsV0eh0&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=WeIcrG3Cmwo&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=hdGyeU-7XiU&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=hdoF2yJzr2I&feature=related

 


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