〜 芦野の里で地酒を片手に花見三昧2 ≪遊行柳・桜≫&≪堂の下岩観音≫ 那須の茄子焼酎≪桜ケ城≫をゆっりと味わったら、しばし松尾芭蕉の奥の細道の世界へ漂ってみよう。芦野・御殿山から車で5分とかからない距離に有名な≪遊行柳(ゆぎょうやなぎ)≫がある。 漂泊の歌人として知られる西行の歌に「道のべに清水流るゝ柳かげしばしとてこそ立ちどまりつれ」(新古今集、山家集)がある。
西行は、花、とりわけ桜を愛したことから、室町の初め、西行の庵にある老木の桜を題材に謡曲「西行桜」が世阿弥によって作られたが、室町後期になって、観世信光(1435〜1516)は、西行が那須・芦野で詠んだ上の歌の柳を主題にして、謡曲 「遊行柳」を創作した。これにより芦野の柳は「遊行柳」として広く世に知られるところとなり、歌枕の地となった。 松尾芭蕉は、西行ゆかりの遊行柳に心を寄せ、元禄2年(1689年)新暦6月6日、那須湯本の殺生石を見物したあと遊行柳に立ち寄り「奥の細道」に記述されたことで、ますます有名となった。芭蕉はこの柳を訪れて『 田一枚植て立去る柳かな 』と読んだ。春のこの時期、遊行柳の前にある桜が満開となり、新緑の柳と桜の花が美しさをお互い引き立ててみせるのもこの時期ならではのものである。
遊行柳から車を294号線を黒羽の方へ向かって10分も走り、≪堂の下岩観音(どうのしたいわかんのん)≫の標識にしたがって裏道に入ると、小高い岩山の中腹に御堂が見える「岩観音」に着く。ここには樹齢150年以上のエドヒガン2本、ソメイヨシノ2本、オオシマザクラ1本、八重桜2本が植えられていて、4月中旬から5月のGWまで、開花時期の違う桜が咲き誇る。2006年から氏子らによって、日没の午後6時から9時までライトアップされ、高さ約30mの芦野石の岩肌を背に、朱色の観音堂と桜が浮かび上がり、幻想的な景観を見せてくれる。 この芦野の里は、いろいろな桜がこの春の時期に咲き誇る。ゆっくりと歩きながら、気に入った桜を見つけるのもまた楽しい。桜の木の下に陣取って、地酒を飲みながら、春の心地よいひと時を過ごすことができるのもまた嬉しい。 2008.4.16 by 大貴智(Daikichi)
*GWの4月末はまだ空室が一部あります、ぜひ那須高原へお越しください
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